貧困をなくそう
世界では2000年以来、極度の貧困の削減について目覚ましい進歩が見られましたが、依然として7億人余りが国際貧困ラインの1日1.9ドル未満で生活しています。2030年までに世界中の貧困に終止符を打つには、所得格差を埋める努力だけに止まらず、さらに踏み込んだ多くの取り組みが必要です。
国連大学は、斬新な研究視点を用いながら、貧困をなくす継続的な取り組みを阻む要素を洗い出し、それらを克服する支援に取り組んでいます。例えば、移住に関する研究では、ある世帯が移住した場合、元の居住地と移住先の両方において、貧困から抜け出すために必要とする社会経済的な要素や、その結果について検証しています。また、経済分析ツールを開発するなど、数々のユニークな研究によって貧困を撲滅する包括的アプローチを確立しています。