東京ブルートーク2024:持続可能で健全な海を目指して

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イベント
  • DATE / TIME:
    2024年5月9日    14:00 - 16:30
    場所:
    東京

    国連大学は、在日コスタリカ大使館および在日フランス大使館と共催で、「東京ブルートーク2024:持続可能で健全な海を目指してープラスチック汚染が持続可能なブルーエコノミーに与える影響」を開催します。ぜひご参加ください。

    ・日時:2024年5月9日(木)14:00-16:30 
    ・形式:対面のみ
    ・会場:国連大学本部 1F アネックススペース
    ・言語:英語
    ・参加費:無料
    ・締切:2024年5月8日(水)

    健全な海は人類の幸福と生存にとって極めて重要です。私たちが吸っている酸素の50%は海から供給され、さらに、海は気候や世界中の気温を調整する重要な役割を果たし、二酸化炭素の最大の吸収源でもあります。海洋の生態系、動植物の多様性、豊富な資源とエネルギーは、地球の存続に必要不可欠です。

    国連の「国家管轄権外区域の海洋生物多様性の保全及び持続可能な利用に関する協定(BBNJ)」、別名「国連公海条約」は公海に専用の保護区を設けることの重要性を認めています。このような重要な多国間協定は、海洋の30%を保護するという世界的な目標に貢献するものとなっています。これは、2022年12月に採択された「昆明・モントリオール生物多様性枠組」の中で、コスタリカとフランスによって推進されました。現在、海洋環境を含むプラスチック汚染をなくすために、法的拘束力のある新たな制度の採択に向けた交渉が行われています。実現すれば、世界規模で対策をとり、また、2030年以降の新たな持続可能な開発目標を定義するための礎となるでしょう。

    このような課題に取り組む国際社会のさまざまな努力の一環として、コスタリカとフランスの共催のもと、2025年6月9日から13日までフランスのニースで「持続可能な開発目標14の実施を支援する2025年国連会議:持続可能な開発のための海、海、海洋資源の保全と持続的利用」(2025年国連海洋会議)を開催するという内容の決議案を、国連総会が採択しました。

    また、コスタリカは、国連海洋会議に先立つ重要な取り組みとして、2024年6月7-8日に海洋行動に関するハイレベル・イベント「Immersed in Change」を主催します。このイベントは、海洋のガバナンスと健全性を向上させるためのグッド・プラクティスや成功体験について共有する場となります。

    今回の東京ブルートークは、コスタリカとフランスの両大使館が、国連大学、国連大学サステイナビリティ高等研究所(UNU-IAS)、国際協力機構(JICA)、国連開発計画(UNDP)とともに、コスタリカで開催されるハイレベル・イベントに向けて機運を盛り上げることを目的としています。

    本講演では、主にプラスチックやその他の主要汚染物質による海洋汚染の影響、SDGs目標14(海の豊かさを守ろう)達成に向けた取り組み、より持続可能で健全な海洋の発展を目指す資金調達制度(ブルーエコノミー)について、関係者を巻き込んで議論します。

    本イベントは英語のみで行われ、日本語への通訳はございませんのでご了承ください。入場は無料ですが、こちらから事前登録が必要です(5月8日締め切り)。

    プログラム

    14:00-14:10 開会挨拶

    • アレクサンダー・サラス・アラヤ 閣下(駐日コスタリカ共和国大使)
    • フィリップ・セトン閣下(駐日フランス大使)

    • アルノルド・アンドレ外務大臣(事前収録)

    14:10-15:10 基調講演 

    • チリツィ・マルワラ国連大学学長兼国連事務次長「水面下の生命:国連システムはいかにして海洋保護に取り組んでいるか」(事前収録)
    • 渡辺綱男博士(国連大学サステイナビリティ高等研究所いしかわ・かなざわオペレーティング・ユニット 所長)「里海の生態系と海景の保全と再生」
    • 木村友美氏 (JICA地球環境部環境管理チーム課長):「クリーン・シティ・イニシアチブと海洋プラスチック汚染」
    • ハジアリッチ秀子氏(国連開発計画(UNDP)日本事務所長):「プラスチック汚染を終わらせる: 課題と機会」

    15:10-15:30 質疑応答

    15:30 閉会挨拶

    • 松澤裕地 環境省球環境審議官

    15:40- 16:30 レセプション