九州大学の馬奈木俊介教授を招き、「社会課題を解決するESGやSDGsへの投資」をテーマに話を聞きます。本イベントは「BIG IDEAS:SDGsに関する対話シリーズ」のイベントとして、オンライン形式で開催します。
日時:2024年12月9日(月)18:00-19:00(日本時間)
場所:ハイブリッド(国連大学12階会議室/Zoom ウェビナー)
言語:日本語
参加費:無料
登録締切:2024年12月8日(日)
2014年以降、馬奈木俊介教授は国連報告書「Inclusive Wealth Report(新国富報告書: 包括的な豊かさに関する報告書)」の執筆代表として、自然、教育、健康などの分野を初めて取り入れた新たな経済成長指標を定期的に発表してきました。この指標は「Beyond GDP(GDPを超えて)」の概念に基づき、従来の国民総生産(GDP)などでは測れないインフラ、健康、教育、自然といった国の資産全体を計測し、総合的に評価するものです。
この報告書では、経済的側面のみならず、環境や健康、教育の成長が地域や国の発展において重要であることが示されています。また、これらの包括的な成長の要素は、2030年までに達成を目指す国連の持続可能な開発目標(SDGs)の実現にも大きく寄与するものです。
本対話を主催する白波瀬佐和子国連大学上級副学長と共に馬奈木教授は、新国富指標の観点から、産業界における投資促進のためにESG(環境・社会・ガバナンス)活動の正しい評価の必要性や、企業が地域特性に応じたESG戦略を採用する重要性がについて議論し、サプライチェーン全体におけるその意義を掘り下げます。
また、ボランタリーカーボンクレジット(任意型カーボンクレジット)が「自然資本クレジット」として発展する可能性も、地域社会や気候変動への対応、サーキュラーエコノミー(循環型経済)、さらにはネーチャーポジティブ(自然を増進する取り組み)に至る多方面での貢献をもとに、議論します。
本イベントは英語のみで行われ、日本語への通訳はございませんのでご了承ください。
参加は無料ですが、事前登録が必要です(12月8日(日)締め切り)。
対面参加は、こちらからご登録ください:https://go.unu.edu/gwNDp
オンライン(Zoomウェビナー)参加は、こちらからご登録ください:https://go.unu.edu/4x0o4
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馬奈木俊介教授は、九州大学工学研究院で環境経済学を専門とし、主に資源管理と持続可能性に関する研究を行っています。また、国際的な政策提言や研究機関との協力を通じて、環境資源の有効利用を目指したプロジェクトをリードしています。京都大学で博士号を取得後、多岐にわたる国際研究や政策設計に携わり、持続可能な社会構築に寄与することを目標としています。