災害リスク軽減のためのトランスディシプリナリー教育
~「トランスディシプリナリー教育推進のための国際ネットワーク」の発足
国連大学サステイナビリティ高等研究所(UNU-IAS)と気候・生態系変動適応のための大学ネットワーク(UN-CECAR)は、国連防災世界会議(WCDRR)の公式サイドイベントを3月15日に開催します。
地球規模の急速な変化が引き起こす複雑な諸問題は、効果的に対応するには早すぎる程のスピードで進化しています。さまざまな問題が複雑に絡み合っており、その相関性に対処するためには全体論的なトランスディシプリナリーなアプローチが鍵となります。学術界、地方自治体、企業、NGO、地域コミュニティーなど、全てのステークホルダーが結集することにより、迅速なフィードバックを推進しつつ効果的な知識や経験の交換を行うことが可能となり、より迅速に持続可能な解決策を生み出すことができます。
本イベントでは、アジア太平洋地域の主要大学から構成されるUN-CECARの連携機関で実施されているトランスディシプリナリー型災害リスク軽減プログラムのこれまでの経験を共有します。また、効果的なトランスディシプリナリー教育・キャパシティ開発プログラムなどの開発や実践における大学間のパートナーシップの役割について議論を行います。パネルディスカッションでは、トランスディシプリナリティに関連するさまざまな問題に取り組む際必要となってくる観点などについて議論します。
当イベント最後には、「トランスディシプリナリー教育推進のための国際ネットワーク(International Network for Advancing Transdisciplinary Education -INATE)」の発足式を予定しています。INATEのパートナーは災害リスク軽減分野における地域密着型かつ多様ステークホルダー参画型プロジェクトの開発および実施を行っていきます。
9:30–9:35 開会挨拶
竹本和彦(UNU-IAS 所長)
9:35–10:05 セッション1:災害リスク軽減分野におけるトランスディシプリナリー教育
鎗目雅(東京大学/ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン)
ラジブ・ショウ(京都大学)
小池利雄(東京大学)
10:05–10:55 セッション2:ステークホルダーのサポートとコミットメント
リンダ・スティーブンソン(アジア太平洋地球変動研究ネットワーク(APN))
中村茂(日本工営株式会社)
セナカ・バスナヤケ(アジア災害防止センター(ADPC))
S.B.ウィラクーン(ペラデニヤ大学)
まとめ
モンテ・カシム(立命館アジア太平洋大学)
10:55–11:25 セッション3:トランスディシプリナリー教育推進のための国際ネットワーク(INATE)
マイ・トロン・ニュアン(ベトナム国家大学ハノイ校)
マズリン・モクタール(マレーシア国家大学)
スリカンタ・ヘーラト(UNU-IAS)
11:25–11:50 パネルディスカッション:災害リスク軽減のためのトランスディシプリナリー教育の推進
モデレーター:スリカンタ・ヘーラト
コメンテーター:モハメド・ライハン・タハ(マレーシア国家大学)
パネリスト:他セッションのすべての発表者
11:50–12:00 署名式:トランスディシプリナリー教育推進のための国際ネットワーク(INATE)
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