本セミナーは英語で行われます(日本語の通訳はございませんのでご了承ください)。
サイやゾウなどアフリカの野生動物の密猟は多発しています。このような密猟に対する現在の対策は効果がなく、新しいパラダイムが必用とされています。そこで、国連大学、メリーランド大学、GeoEye財団、GeoEye社のGeoAnalytics グループ、ルサカ協定タスクフォース、アフリカワイルドライフ財団からのチームが、先進技術を利用して密猟者に対抗することを提案しています。
高さ0.5メートルの高分解能衛星画像をもとに、過去の密猟データ、気象資料、動物の移動パターン、月の位相、道路地図などの関連データを重ね合わせ、更にイラクやアフガニスタンで即席爆発装置(IED)追跡のために開発された数学モデリングを用いることにより、密猟の行動パターンを特定します。分析結果は、密猟が起こりやすい場所と時間を示唆します。
このデータを利用し、リアルタイムの赤外線前方監視(FLIR)カメラが装備されている小型無人航空機が密猟の起こりやすい地域を監視するための飛行パターンを設定します。地上の警備隊員は、無人航空機から画像を受信する指令センターと連携をとり、動きます。高分解能衛星画像とアルゴリズムに基づいたデータを重ね合わせることから、警備隊員は密猟を阻止するための位置へ移動します。
本セミナーでは、ケニアのツァボ国立公園を事例と通して、このような技術の利用方法を実施説明します。
イベントの詳細や参加のご登録は、UNU-IASのウェブサイトをご覧ください。
(参加のご登録は、左上のご登録ボタンからもどうぞ)。
国連大学高等研究所
横浜市西区みなとみらい 1-1-1
パシフィコ横浜
横浜国際協力センタ-6F