本イベントは英語のみで行われ、日本語への通訳はございませんのでご了承ください。
国連大学は 10月11日に、エジプトの元国会議員で、カイロ・アメリカン大学の特別講師であるモナ・マクラム・オベイド博士との対談「革命後のエジプトにおける女性の権利と宗教の自由」を開催いたします。
国連大学対談シリーズ「革命後のエジプトにおける女性の権利と宗教の自由」
日時:2017年10月11日(水)18:30-19:30
場所:国連大学本部2Fレセプションホール
言語:英語
参加費:無料
締切:2017年10月10日(火)
エジプトは、1952年のクーデターによるファールーク1世王政転覆、2011年のホスニー・ムバラク政権の崩壊という二つの革命によって、急激な変化を伴う政権移行を二度も経験してきました。しかし、女性や宗教的少数派の人たちは、平等な扱いや社会からの理解を求めて今でも闘いを続けています。新たに制定された憲法では、女性の平等が保障されているものの、実際にはイスラム法(シャリーア)や保守的な伝統的慣習が、女性のエンパワーメントの前に立ちはだかっています。同様に、キリスト教の一派であるコプト教徒は、イスラム教徒が支配する社会で、隅に追いやられたグループとして差別され続けています。変化の著しい政治、そして宗教は、エジプトの女性や宗教的マイノリティの権利と、どうしたら調和を図ることができるのでしょうか。
今回の対談では、マクラム・オベイド博士が、国連大学政策研究センターのリサーチオフィサー、ケイル・サリー氏とともに、エジプト社会におけるイスラム教の影響や、宗教・政治・人権の調和の可能性について検証します。
国連大学対談シリーズは、参加者との積極的な交流を目的としています。ご参加の皆さまは、対談中、また対談後のレセプションで、講演者に直接質問することができます。レセプションでは、飲みものとビュッフェ形式の軽食を用意しておりますので、意見交換や新たな人脈づくりの機会としてお役立てください。
入場は無料ですが、事前登録が必要です。(10月10日(火)締め切り)。
参加のご登録は、左上のご登録ボタンからお願いいたします。
カイロ・アメリカン大学政治学部の特別講師であるモナ・マクラム・オベイド博士は、2012年から2013年までエジプトの上院であるシューラ評議会に在籍し、Committee of Social Rights at the National Council for Human Rights の委員長も務めました。また、1990年から1995年まで、エジプトの国会である人民議会の議員として、外交委員会、教育委員会の委員を務めました。このほかにも、世界銀行中東北アフリカ諮問評議会評議員、国連開発政策委員会委員、人材移民大臣のアドバイザーなど、重要なポストを歴任しています。また、エジプト・ブリティッシュ大学やクウェートのアラブ・オープン大学など、数多くの教育機関でAcademic Board(教学委員会)のメンバーも務めてきました。
マクラム・オベイド博士は、ハーバード大学ケネディー・スクール(アメリカ)とカイロ・アメリカン大学(エジプト)を卒業しています。
〒150-8925 東京都渋谷区神宮前5-53-70
国連大学 2階レセプションホール