本イベントは英語のみで行われ、日本語への通訳はございませんのでご了承ください。
国連大学は11月27日、ブルッキングス研究所のシニア・フェローであるバンダ・フェルバブ・ブラウン博士との対談「絶滅をもたらす市場 : アジアの野生動物違法取引」を開催いたします。
日時:2017年11月27日(月)18:30-19:30
場所:国連大学本部2Fレセプションホール
言語:英語
参加費:無料
締切:2017年11月26日(日)
蔓延する密猟や野生動物の違法取引。しかし、こうした違法行為をどうやってなくすべきかについて、いまだに確たる方針や合意は定められていません。密猟や野生動物の闇取引は、生物多様性を破壊するだけでなく、国家の安全、人間の安全保障、経済発展、特に森林に依存するコミュニティの経済発展などを脅かす恐れもあります。特に、アジアには数百万ドル規模の闇市場があるとみられ、ハイレベルな政策対応が求められます。野生動物の違法取引を撲滅するにはどうすればいいのでしょうか。また、麻薬取引など他分野に、効果的な政策対応の手がかりとなるような取り組みはあるのでしょうか。
今回の対談では、フェルバブ・ブラウン博士が、野生動物の違法取引撲滅に向け取り組む地域や国、国際間の利害をどのように調整するのか、国連大学政策研究センター所長のセバスティアン・フォン・アインジーデル氏とともに議論します。また、野生動物違法取引におけるアジアの責任についても言及します。
国連大学対談シリーズは、参加者との積極的な交流を目的としています。ご参加の皆さまは、対談中、また対談後のレセプションで、講演者に直接質問することができます。レセプションでは、飲みものとビュッフェ形式の軽食を用意しておりますので、意見交換や新たな人脈づくりの機会としてお役立てください。
入場は無料ですが、事前登録が必要です。(11月26日(日)締め切り)。
参加のご登録は、左上のご登録ボタンからお願いいたします。
バンダ・フェルバブ・ブラウン博士はブルッキングス研究所の外交政策プログラム、21世紀安全保障・インテリジェンス・センターのシニア・フェローです。最新著書の『The Extinction Market : Wildlife Trafficking and How to Counter It(絶滅をもたらす市場:野生生物違法取引と対応策)』(2017)では、野生生物の違法取引と政策中心の解決策について、グローバルな視点からの分析と提言を行っています。
フェルバブ・ブラウン博士は紛争、非伝統的安全保障上の脅威や、麻薬取引、野生生物違法取引、違法伐採・採掘などの不法経済活動に関する世界有数の専門家です。専門分野に関する様々な政策報告書、学術論文、著書を手掛けており、優れた研究に対して数多くの受賞歴があります。また、米国政権、国連、経済協力開発機構(OECD)、北大西洋条約機構(NATO)に定期的にブリーフィングを行っています。
ブルッキングス研究所に入所する前は、米国ジョージタウン大学外交政策大学院の助教授を務めたほか、欧米の様々な大学や陸軍士官学校で教鞭を執ってきました。1999年ハーバード大学にて学士号、2007年マサチューセッツ工科大学にて政治学博士号を取得しています。
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国連大学 2階レセプションホール