DATE / TIME:

2016年7月14日    18:30 - 19:30

本イベントは英語のみで行われ、日本語への通訳はございませんのでご了承ください。

国連大学は2016年7月14日に、国連事務総長の後任候補であるアルゼンチンのスサナ・マルコーラ外相との対談「Future Challenges for the United Nations （国連の今後の課題）」を開催いたします。同イベントは東京の国連大学本部にて午後6:30から開始します。

「国連大学対談シリーズ：国連の今後の課題」
日時：2016年7月14日（木）18:30-19:30
場所：国連大学本部
言語：英語
参加費：無料
締切：2016年7月13日（水）

この1年は国連にとって重要な1年でした。創設70周年を迎えただけではなく、持続可能な開発目標（SDGs）及び開発融資に関する国際協定を採択し、気候変動に関するパリ協定の交渉を進め 、世界人道サミットを開催し、平和活動や平和構築の体制の重要な再考察に着手しました。これらの過程で世界秩序における国連の不可欠さが再確認される一方、武力紛争や気候変動、難民流入、暴力的過激主義、兵器拡散、人権侵害、根強い貧困といった変化し拡大する脅威や課題への効果的な対応において、国連が困難に直面していることも明らかとなりました。

今回の対談では、スサナ・マルコーラ氏がセバスティアン・フォン・アインジーデル国連大学政策研究センター所長とともに、国連がこれらの新しい困難に対処するためにいかに進化、順応していかなければならないかについて話し合います。対談では、国連が自らの妥当性と正当性を今後も確保し、その影響力を最大限に生かし、国連憲章に定められた事項の実現に向け、地球規模の変化と大混乱の折に何をなすべきかを検証します。

国連大学対談シリーズは、ご参加の皆さまとの交流の促進を目的としています。すべての参加者は、対談中、また対談後のレセプションにおいて、講演者に直接質問することができます。また、対談後に提供される飲みものとビュッフェ形式の軽食をとりながら、意見交換や新たな人脈作りの機会としてお役立てください。

入場は無料ですが、事前登録が必要です。（7月13日（水）締め切り）。
参加のご登録は、左上のご登録ボタンからお願いいたします。

対談者について

スサナ・マルコーラ氏は2015年12月10日、マウリシオ・マクリ大統領の任命によりアルゼンチンの外務・宗務相に就任。同国政府に加わる以前は、国連の最高幹部を10年以上務め、直近では2012年から2015年まで事務総長のチーフ・オブ・スタッフを務めました。同ポジションで、マルコーラ氏は外交交渉への対応から危機対応メカニズムの調整まで多岐にわたる任務に深く関与しました。

2008年から2012年までは国連のフィールド支援局の事務次長として国連平和維持活動におけるロジスティック、通信、人員、資金面で支援サービス提供を担当し、それ以前には、国連世界食料計画（WFP）の最高執行責任者（COO）を4年間務めました。

国連に加わる以前は民間で25年の経験を積んでいます。IBMのエンジニアとしてキャリアを開始し、最終的には当時アルゼンチンの最大手企業の1つであったテレコム・アルゼンティーナの最高経営責任者（CEO）に就任しました。

ロサリオ大学工学士の資格を取得。既婚で、息子が1人。