本イベントは英語のみで行われ、日本語への通訳はございませんのでご了承ください。
国連大学は3月22日、アラビア財団(Arabia Foundation)上級研究員ジュニーブ・アブド氏との対談「中東紛争の源泉:スンニ派とシーア派の分裂」を開催いたします。ぜひご参加ください。
日時:2018年3月22日(木)18:30-19:30
場所:国連大学本部2Fレセプションホール
言語:英語
参加費:無料
締切:2018年3月21日(水)
7世紀、預言者モハメッドの正当な後継者の指名をめぐる分裂によって生じた2つの宗派間の対立は、現在も中東における根本的な亀裂となって存続しています。サファヴィー朝ペルシャとオスマン帝国間の数世紀に及ぶ紛争から、今日の(特に)イランとサウジアラビア間の緊張状態に至るまで、シーア派とスンニ派の分裂は宗教的なものにとどまらず、地政学的な様相を呈しています。20世紀になって、1979年にイランで起きたイスラム革命を機に、宗派分裂は再び表面化し、この紛争は中東全域で見られる暴力を多く助長しています。最近では、トルコや数多くの非国家主体による関与が強まっていますが、情勢はどのように変化しているのでしょうか。解決の糸口は見えているのでしょうか。
今回の対談では、アブド氏が国連大学政策研究センター(UNU-CPR)シニア・ポリシーアドバイザーのアダム・デイとともに、現代における中東紛争の源泉となっている宗派対立について、またこの対立が中東地域の内外に及ぼす影響について検討します。
国連大学対談シリーズは、参加者との積極的な交流を目的としています。ご参加の皆さまは、対談中、また対談後のレセプションで、講演者に直接質問することができます。レセプションでは、飲みものとビュッフェ形式の軽食を用意しておりますので、意見交換や新たな人脈づくりの機会としてお役立てください。
入場は無料ですが、事前登録が必要です。(3月21日(水)締め切り)。
参加のご登録は、左上のご登録ボタンからお願いいたします。
ジュニーブ・アブド氏は、ワシントンDCのシンクタンク「アラビア財団」で上級研究員を務める傍ら、ジョージ・ワシントン大学エリオット国際関係大学院で講師として教鞭を執っています。それ以前は、国連「文明の同盟」(UNAOC)に参画し、主にガーディアン紙の中東特派員を務めていました。また、インターナショナル・ヘラルド・トリビューン、ニューヨーク・タイムス、ワシントン・ポスト、フォーリン・アフェアーズ、ニューズウィーク、エコノミストをはじめとする有力紙にも寄稿を行っています。アブド氏はさらに、最新刊The New Sectarianism: The Arab Uprisings and the Rebirth of Shi’a-Sunni Divide(新たな宗派対立:アラブの春とシーア派・スンニ派分裂の再現)をはじめ、4件の研究書も著しています。
プリンストン大学で修士号、テキサス大学オースティン校で政治・中東研究学士号をそれぞれ取得したアブド氏は、ジョン・サイモン・グッゲンハイム奨励金やハーバード大学ニーマン・フェローシップをはじめ、学術面で数多くの優れた評価を受けています。
〒150-8925 東京都渋谷区神宮前5-53-70
国連大学 2階レセプションホール