本イベントは英語のみで行われ、日本語への通訳はございませんのでご了承ください。
国連大学は2016年10月5日に、 ゲートハウス・アドバイザリー・パートナーズとランバート・エナジー・アドバイザリーの会長であるジェレミー・グリーンストック卿との対談「分裂する世界における国連の役割」を開催いたします。このイベントは東京の国連大学本部にて午後6:30から開始します。
国連大学対談シリーズ:「分裂する世界における国連の役割」
日時:2016年10月5日(水)18:30-19:30
場所:国連大学本部2Fレセプションホール
言語:英語
参加費:無料
締切:2016年10月4日(火)
今日直面している脅威や課題が国境を超えたものであるということを認識させる出来事が、ここ数カ月の間に世界中で数多く起きました。 多くの問題に関して世界規模での協力が必要であるにもかかわらず、 気候変動から難民危機まで諸課題への対応における各国およびその他の関係者の役割や責任について合意することが難しくなりつつあります。このような状況において、変化する国連の役割や、緊張を緩和し、国際協力を促進するために国連に何ができるかということについて、多くの疑問が生じています。
今回の対談では、ジェレミー・グリーンストック卿がデイビッド・マローン国連大学学長とともに、先進国と新興経済国間の力の再配分、自由の拡大と進化する技術の社会的・政治的行動の影響、そして国際的な歩み寄りや多国間協力へ高まる反感など、昨今の地政学的動向を検証します。対談では、このような分裂圧力がどのようにして国連の任務を複雑にし、それによって次期国連事務総長の役割が、国際的な対話と問題解決を維持するうえで不可欠となっていることについて考察します。
国連大学対談シリーズは、ご参加の皆さまとの交流の促進を目的としています。すべての参加者は、対談中、また対談後のレセプションにおいて、講演者に直接質問することができます。また、対談後に提供される飲みものとビュッフェ形式の軽食をとりながら、意見交換や新たな人脈作りの機会としてお役立てください。
入場は無料ですが、事前登録が必要です。(10月4日(水)締め切り)。
参加のご登録は、左上のご登録ボタンからお願いいたします。
ジェレミー・グリーンストック卿は英国の元外交官であり、戦略助言会社であるゲートハウス・アドバイザリー・パートナーズとランバート・エナジー・アドバイザリーの現会長です。
中東、欧州・米国関係、および世界情勢を専門分野とするグリーンストック氏は、英国外交官として輝かしい経歴を誇り、ワシントンの在米英国大使館の代理大使(1994年—1995年)、在ニューヨーク英国国連常駐代表(1998年—2003年)、駐イラク英国政府特別代表(2003年9月—2004年3月)などを歴任しました。
在ニューヨーク英国国連常駐代表を務めた後、グリーンストック卿は2003年にイラクにおける連合国暫定当局の英国代表への就任を受諾しました。同国での駐在後は、国連安全保障理事会での承認のないままに2003年にイラク戦争に参戦した英国の決断とその後の経緯を検証した「Report of the Iraq Inquiry」(「チルコット報告書」)で報告された通り、オペレーションや事前計画について否定的な意見を表明しました。
イートン校の副校長(1966-1969)を務めた後、1969年から2004年まで官職に就いていました。2004年から2010年まではディッチリー財団理事長、2005年から2008年まではロンドンビジネススクールのガバナーそして2011年から2016年までは英国国連協会の会長を務めました。
現在は英国王立国際問題研究所(チャタム・ハウス)の評議会メンバーを務めるほか、NGOフォワード・シンキングの特別アドバイザー、英国国救援委員会(IRC-UK)の政策アドバイザー、中東問題に関する欧州賢人会議の共同議長も兼任しています。
グリーンストック氏はオックスフォード大学ウスター・カレッジを卒業。1970年から1972年まで、レバノンの英国アラビア語研修センターでアラビア語を学びました。
〒150-8925 東京都渋谷区神宮前5-53-70
国連大学 2階レセプションホール