本イベントは英語のみで行われ、日本語への通訳はございませんのでご了承ください。
国連大学は、ブルッキングス研究所において外交政策プログラムのバイス・プレジデント兼ディレクターおよび国際秩序戦略プロジェクトのシニア・フェローを務めているブルース・ジョーンズ博士との対談「The Changing International Order and the Risk of Conflict(変わりゆく国際秩序と紛争リスク)」を開催いたします。
世界では、この10年間で経済力のバランスが劇的に変化し、政治力・軍事力のバランスが形成され始めています。アジアと欧州では地政学的な競争が激しくなり、中東では代理戦争が再び起きています。
今回の対談では、このような困難に対して国際秩序をどのように維持できるか、また国際システムはどのような対応が可能かについて、ブルース・ジョーンズ博士がデイビッド・マローン国連大学学長とともに検証します。討論では、冷戦後に築かれた世界構造について紹介したのち、これによって権力をめぐる大きな紛争を抑制できるかという問題を提起し、国連による管理を含め、地政学上の新たな実情に合わせた国際紛争の管理について今後の展望を検討します。
国連大学対談シリーズは、ご参加の皆さまとの交流の促進を目的としています。すべての参加者は、対談中、また対談後のレセプションにおいて、講演者 に直接質問することができます。また、対談後に提供される飲みものとビュッフェ形式の軽食をとりながら、意見交換や新たな人脈作りの機会としてお役立てください。
入場は無料ですが、事前登録が必要です(3月27日(日)締め切り)。
参加のご登録は、左上のご登録ボタンからお願いいたします。
ブルース・ジョーンズ博士は、ブルッキングス研究所において、外交政策プログラムのバイス・プレジデント兼ディレクターおよび国際秩序戦略プロジェクトのシニア・フェローを務めています。また、スタンフォード大学フリーマン・スポグリ国際研究所の顧問教授(consulting professor)、およびニューヨーク大学国際協力センターの諮問委員会委員長も務めています。
ジョーンズ博士の現在の重点研究分野は、米国の戦略、国際秩序、および新興大国です。この主題に関する博士の最新刊として、『Still Ours to Lead: America, Rising Powers, and the Tension between Rivalry and Restraint (我々がリードすることは変わらない― アメリカ、新興大国、競争と抑制の間の緊張)』(ブルッキングス研究所出版会、2014年)があります。
介入と危機管理に関する幅広い経験と専門知識を有する博士は、コソボにおける国連ミッションに従事し、中東和平プロセスでは国連特別調整官の特別補佐官を務めました。
さらに、米国国務省や世界銀行のアドバイザーとして脆弱な国家に関する助言を行い、世界銀行の報告書『World Development Report 2011: Conflict, Security and Development(世界開発報告2011:紛争、安全保障と開発)』の上級外部顧問などを務めました。また、コフィ・アナン氏が国連事務総長だった当時、ジョーンズ博士は国連改革における同氏の上級アドバイザーであり、国連の「脅威、挑戦および変革に関するハイレベル・パネル」の研究副部長(deputy research director)、および「地球公共財に関する国際タスクフォース」の主席研究者(lead scholar)も務めました。
ジョーンズ博士は、米国政府のために国際関係の分野で精力的に活動し、多くの尊敬を集めています。ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスにて博士号を取得し、スタンフォード大学では紛争防止の分野におけるハンブルク・フェロー(Hamburg Fellow)でした。
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国連大学 2階レセプションホール