本イベントは英語のみで行われ、日本語への通訳はございませんのでご了承ください。
国連大学は2017年1月27日に、国際・開発研究大学院の教授を務め、モーリタニアの元外相であるムハンマド=マフムード・ウルド・モハメドゥ氏との対談「The Arab Spring: Six Years On(アラブの春:6年後)」を開催いたします。
国連大学対談シリーズ「アラブの春:6年後」
日時:2017年1月27日(金) 18:30-19:30
場所:国連大学本部 2階レセプションホール
言語:英語
参加費:無料
申込締切:2017年1月26日(木)
2011年初頭に、中東および北アフリカでは「アラブの春」と呼ばれる社会政治的変化の歴史的なプロセスが始まり、大規模な影響が地域全体そして域外にまで及びました。急激かつ予想外の事態が続くなか、長年にわたって確立され、揺るぎがないように思われていた専制政権が崩壊し、困難かつしばしば暴力を伴う移行への道が開かれました。6年が経過し、「アラブの春」の社会運動がどのように継続されるのか、こうした政治的移行がどこに向かっているのか、どのような権力構造と社会協定の形が作られたのかという疑問が生まれています。
今回の対談では、モハメドゥ教授がデイビッド・マローン国連大学学長とともに、中東・北アフリカ地域の現状、そして今後の見通しを探ります。さらに、アラブの春の国々が今後数年でどのような発展を遂げる可能性があるか、そのことが世界の他の地域にどのような影響を及ぼす可能性があるかについても議論します。
国連大学対談シリーズは、ご参加の皆さまとの交流の促進を目的としています。すべての参加者は、対談中、また対談後のレセプションにおいて、講演者に直接質問することができます。また、対談後に提供される飲みものとビュッフェ形式の軽食をとりながら、意見交換や新たな人脈作りの機会としてお役立てください。
入場は無料ですが、事前登録が必要です(1月26日(木)締め切り)。
参加のご登録は、左上のご登録ボタンからお願いいたします。
ムハンマド=マフムード・ウルド・モハメドゥ氏は、ジュネーブ国際・開発研究大学院の国際歴史学教授で、パリ政治学院博士課程の客員教授を務めています。
1998年から2004年まで、モハメドゥ氏は国際人権政策評議会の研究所長を務めました。そこでは国家の人権機関やメディアによる人権問題の取り扱いについて研究を行うほか、共著者として人種差別と経済的排除の持続と変化に関するレポートを執筆しました。2004年から2008年まで、ハーバード大学の人道的政策・紛争研究プログラムで副所長を務め、多国籍・非国家武装集団に関する研究プロジェクトを立ち上げました。
その後、モーリタニアの外相を務めた後、再びジュネーブに渡って、ジュネーブ安全保障政策研究所で地域開発プログラムの責任者に就任、現在は副所長兼学部長を務めています。
モハメドゥ氏は、政治暴力と多国籍テロリズム、戦争の変化、政治の自由化と民主主義への移行、現代の中東・北アフリカでの政治社会的発展と紛争に焦点を置いて研究を行っています。
モハメドゥ氏は、ニューヨーク市立大学から政治学の博士号を取得。世界のメディアでは、専門分野への コメントが定期的に掲載されています。『Iraq and the Second Gulf War: State Building and Regime Security(イラクと2度目の湾岸戦争:国家構築と体制維持)』(2002年)と『Understanding Al Qaeda: The Transformation of War(アルカイダを理解する:戦争の変化)』(2011年)を執筆するほか、『Democratisation in the 21st Century: Reviving Transitology(21世紀の民主化:移行論の復活)』(2016年)の共同編集を行っています。
〒150-8925 東京都渋谷区神宮前5-53-70
国連大学 2階レセプションホール