本イベントは英語のみで行われ、日本語への通訳はございませんのでご了承ください。
国連大学では11月15日、ドキュメンタリー映画『It Stays With You: Use of Force by UN Peacekeepers in Haiti(駐留:ハイチにおける国連平和維持軍の武力行使)』の上映会を行います。上映会の後、共同プロデューサーおよび共同監督を務めた、アルスター大学トランジショナル・ジャスティス・インスティチュートのシボーン・ウィルス教授との対談を開催いたします。
日時:2017年11月15日(水)18:30-19:30
場所:国連大学本部2Fレセプションホール
言語:英語
参加費:無料
締切:2017年11月14日(火)
国連ハイチ安定化ミッション(MINUSTAH)はこのたび、13年間におよんだ任務を終了しました。MINUSTAHは任務遂行中、凶悪な武装ギャングや2010年の大地震など、さまざまな試練に直面してきました。このドキュメンタリーが取り上げるのは、ポルトープランス市の自治体シテ・ソレイユで、MINUSTAHの武力行使を伴う安定化作戦が及ぼした影響についてです。被害を受けた地元住民への未公開インタビューや専門家の意見を交えながら、暴力の影響や、この10年間、生存者たちがどのように過ごしてきたのかを描いています。映画はアカウンタビリティー(説明責任)に関する重要な問いを投げかけ、国連の平和維持活動を取り巻く未解決の問題について言及しています。
ドキュメンタリー上映後には、ウィルス教授が、国連大学政策研究センターのシニア・ポリシー・アドバイザーであるアダム・デイ氏とともに、ドキュメンタリーで提起された国連平和維持軍の武力行使をめぐる課題について語ります。
国連大学対談シリーズは、参加者との積極的な交流を目的としています。ご参加の皆さまは、対談中、また対談後のレセプションで、講演者に直接質問することができます。レセプションでは、飲みものとビュッフェ形式の軽食を用意しておりますので、意見交換や新たな人脈づくりの機会としてお役立てください。
入場は無料ですが、事前登録が必要です。(11月14日(火)締め切り)。
参加のご登録は、左上のご登録ボタンからお願いいたします。
シテ・ソレイユにおけるMINUSTAHの平和維持活動について取り上げた『It Stays With You: Use of Force by UN Peacekeepers in Haiti(駐留:ハイチにおける国連平和維持軍の武力行使)』は、シボーン・ウィルス教授とカホール・マクラフリン教授が製作・監督したドキュメンタリーです。本作は2017年6月、ポルトープランスのフォカル文化センターにおいて、クレオール語版により初公開されました。英語版はダブリンのロイヤル・アイリッシュ・アカデミーで上映されており、今後もハーバード大学(アメリカ)、オックスフォード大学(イギリス)、ニューヨーク大学(アメリカ)で上映される予定です。
シボーン・ウィルス教授はアルスター大学のトランジショナル・ジャスティス・インスティチュート(イギリス)の法律学教授であり、国際人道法に関する問題、平和維持、および一般市民の保護に研究の重点を置いています。
カホール・マクラフリン教授はクイーンズ大学ベルファスト(イギリス)のジョージ・J・ミッチェル上院議員世界平和・安全・正義研究所の教授であり、映画研究学科長も務めています。これまでに製作した映画には、『Armagh Stories: Voices from the Gaol (アーマーのストーリー:刑務所からの声(2015年)』、『We Never Give Up II (絶対あきらめないII)(2012年)』などがあります。
〒150-8925 東京都渋谷区神宮前5-53-70
国連大学 2階レセプションホール