本イベントは英語のみで行われ、日本語への通訳はございませんのでご了承ください。
国連大学は3月27日、ニムラナホテル・グループの共同設立者兼会長のアマン・ナット氏との対談「インド再考:複雑と混沌が支配する魅力的な国」を開催いたします。ぜひご参加ください。
日時:2018年3月27日(火)18:30-19:30
場所:国連大学本部2Fレセプションホール
言語:英語
参加費:無料
締切:2018年3月26日(月)
世界第2位の人口を誇る国インドには、誰もが認める豊かな文化史があります。それでも、数千年前に文明の発祥を見たこの地については、多くの誤解が残っています。インド文明というと、インドの過去と結び付けられていますが、それが現代に至るまで脈々と続いていることは、しばしば軽視されています。同様に、仏教のような精神的な平静を求める宗教と、インドの慌ただしい日常生活との共存は、一見矛盾しながらも、インドの目に見えない隠れた部分をよく表しているとも言えます。
このような見かけ上の矛盾は、インドの理解を複雑ながら意義のあるものにしています。日本がインドにますます強い関心を向け、インドが新興の世界的、地域的大国として認められつつある現在、その意義は特に重みを増しています。
インドの遺産は、現代のインドと全世界にとって欠かせない部分となっていますが、そこから得られた教訓は、普遍的に当てはまるのでしょうか。インドの相矛盾する側面をどのように調整すれば、その共存を図ることができるのでしょうか。
今回の対談では、ナット氏が国連大学のデイビッド・マローン学長とともに、インドに関する私たちの知識はどれも間違っているのだろうか?という疑問を掘り下げるとともに、ナット氏の10年間にわたるインド文化の回復と保存に向けた取り組みの成果について話し合います。
国連大学対談シリーズは、参加者との積極的な交流を目的としています。ご参加の皆さまは、対談中、また対談後のレセプションで、講演者に直接質問することができます。レセプションでは、飲みものとビュッフェ形式の軽食を用意しておりますので、意見交換や新たな人脈づくりの機会としてお役立てください。
入場は無料ですが、事前登録が必要です。(3月26日(月)締め切り)。
参加のご登録は、左上のご登録ボタンからお願いいたします。
歴史的資産の活用に努めるニムラナホテル・グループの共同設立者で、会長も務めるアマン・ナット氏は、経営者であり、著名な文筆家でもあります。2,500年前に建てられたニムラナ・フォートパレスを2人の友人とともに修復し、ヘリテージ・ホテルとしてオープンさせたナット氏の取り組みには1992年、フランシス・ヴァグジアル氏も加わりました。その後、両者の協力により、廃墟となっていた約30か所の史跡が修復され、うち27か所はヘリテージ・ホテルに変身しました。これに対する評価は世界的に高まり、数多くの賞も受けた結果、日本の古い旅館に対する愛着を彷彿とさせる全国的なヘリテージ・ホテル運動が生まれました。
ナット氏は美術、歴史、建築に関する14件の解説書の著者であり、その多くが賞に輝いています。デリー大学歴史学部出身のナット氏は、無類の旅行好きでもあります。
〒150-8925 東京都渋谷区神宮前5-53-70
国連大学1階アネックスホール