本イベントは英語のみで行われ、日本語への通訳はございませんのでご了承ください。
国連大学は、ウィリアム・レイシー・スウィング 国際移住機関(IOM)事務局長との対談、「Migration in the World Today(今日の世界における移住)」を開催いたします。
IOMは移住分野における世界有数の政府間機関であり、157の加盟国と8,400人を超える職員を擁し、150カ国以上に事務所を構えています。IOMは、政府・非政府パートナーとの緊密な協力のもと、移住管理をめぐり増加する課題への対処や、移住問題についての理解の推進、加えて、移住を通じた経済的・社会的発展の促進や移民の人間的尊厳と福祉を守るための取り組みを調整しています。
ウィリアム・レイシー・スウィング事務局長は、国連大学政策研究センター(UNU-CPR)のセバスティアン・フォン・アインジーデル所長との対談のなかで、移住の世界的傾向に関する通説と現実、移住政策の課題と機会、ならびに国際的議題のトップにおいて政策に影響を及ぼすプロセスについて検証します。対談では、人権、国際法、平和と安全保障、ジェンダー平等、保健といったさまざまな分野が交差する今日の複雑な移住問題に対処するための、IOMのいくつかの分野横断的な取り組みについても考察します。
国連大学対談シリーズは、ご参加の皆さまとの交流の促進を目的としています。すべての参加者は、対談中、また対談後のレセプションにおいて、講演者に直接質問することができます。また、対談後に提供される飲みものとビュッフェ形式の軽食をとりながら、意見交換や新たな人脈作りの機会としてお役立てください。
入場は無料ですが、事前登録が必要です(2月25日(水)締め切り)。
参加のご登録は、左上のご登録ボタンからお願いいたします。
米国のウィリアム・レイシー・スウィング事務局長は、2008年10月に初めて国際移住機関(IOM)事務局長に選出され、現在2期目(1期は5年間)を務めています。
2003年5月から2008年1月までコンゴ民主共和国(DRC)国連事務総長特別代表として、史上最大の国連平和維持活動の全面的な指揮にあたりました。DRCでの任務の前には、2001年から2003年にかけて、西サハラ事務総長特別代表と、国連西サハラ住民投票ミッションのミッション長を務めました。
米国国務省の外交官としての長きにわたる経歴のなかで、6回にわたって大使に就任し、北半球と南半球の両方で、最大の外交ミッションや国際開発・人道援助プログラムのいくつかを管理しました。また、二国間関係強化の実績があります。
スウィング事務局長は、移民の大規模な移動に直面している国での外交任務を通じて、国際移住に影響を及ぼすさまざまな要因についての理解を深めました。
スウィング事務局長は、ノースカロライナ州カタウバ大学(文学士号)とエール大学(神学士号)を卒業後、ドイツのテュービンゲン大学とハーバード大学の大学院課程を修了しました。フランス語とドイツ語に堪能です。
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国連大学 レセプションホール 2階