オックスフォード大学日産現代日本研究所教授 兼 同大学副総長 兼 セントアントニーズ・コレッジ学長を務めるロジャー・グッドマン教授との対談、「日本の教育と医療政策からの教訓」を開催いたします。ぜひご参加ください。
・日時:2024年6月10日(月)18:30-19:30
・形式:対面のみ
・会場:国連大学本部 2F レセプションホール
・言語:英語
・参加費:無料
・締切:2024年6月9日(日)15:00
高齢化から低出生率まで、日本は近年先進国で加速している人口減少の先頭を走ってきました。英国をはじめとする他の経済先進国における教育と医療の政策立案者は今、それぞれの担当分野を改善すべく革新的なアイデアを模索しています。1980年代以降、政策設計におけるモデルとしてほとんど無視されてきた日本から、彼らが得られる教訓はあるのでしょうか。あるいは、各国の制度の根底にある社会的、文化的、政治的、経済的基盤の大きな隔たりによって、政策モデルの模倣は現実的ではないのでしょうか。
今回の対談では、ロジャー・グッドマン教授がチリツィ・マルワラ国連大学学長とともに、日本の教育と医療政策から得られる教訓について検討します。1980年代以降、経済、そして人口危機に直面した日本の政策設計はどのように革新されてきたのでしょうか。同じような転換期を迎えている他の先進国の政策立案者に対する教訓はあるのでしょうか。そして、日本は惰性的な政策から世界のモデルへと転換を果たしたのでしょうか。
国連大学対談シリーズは、参加者との積極的な交流を目的としています。ご参加の皆さまは、対談中、また対談後のレセプションにて、講演者に直接質問することができます。レセプションでは、飲みものと軽食を用意しておりますので、意見交換や新たな人脈づくりの機会としてお役立てください。
本イベントは英語のみで行われ、日本語への通訳はございませんのでご了承ください。
入場は無料ですが、こちらから事前登録が必要です(6月9日(日)15:00締め切り)。
また、ご入場の際には、本人確認ができる身分証明証の提示をお願いしておりますので、予めご準備をお願いいたます。
また、ご参加の皆さまには、以下のイベント関連規約にご留意いただくようお願いいたします:
Photo: © St. Antony’s College
ロジャー・グッドマン教授は2003年からオックスフォード大学日産現代日本研究所教授を、2017年から同大学副総長 兼 セントアントニーズ・コレッジ学長を務めています。専門は日本における教育及び社会政策。現職前は2004年から2007年までオックスフォード大学グローバル・地域研究学部 (OSGA)の初代学部長、2008年から2017年までオックスフォード大学社会科学部門責任者を務めました。
2013年には英国社会科学アカデミーのフェローに選出され、2015年から2021年までアカデミー会長および議長を務めました。2024年には社会科学への貢献が認められ、大英勲章第3位を受勲しました。
最近の著書としてジェレミー・ブレーデン氏との共著 である「日本の私立大学はなぜ生き残るのか: 人口減少社会と同族経営:1992-2030(原題:Family-run universities in Japan: Sources of inbuilt resilience in the face of demographic pressure)」(2020)が挙げられます。その他の単行本に「帰国子女:新しい特権層の出現(原題:The Emergence of a New Class of Schoolchildren)」(1990年)、「日本の児童養護:児童養護学への招待(原題:Children of the Japanese State: The Changing Role of Child Protection Institutions in Contemporary Japan)」などがあります。
詳細な経歴に関しては、英語版のイベント情報ページをご覧ください。