国連大学対談シリーズ:フクシマ後の日本の原子力外交

イベント
場所
  • DATE / TIME:
    2015年1月28日    18:30 - 19:30
    場所:
    東京

    本イベントは英語のみで行われ、日本語への通訳はございませんのでご了承ください。

    国連大学は、前任の在ウィーン国際機関日本政府代表部特命全権大使である小澤俊朗氏との対談、「Japan’s Post-Fukushima Nuclear Diplomacy(フクシマ後の日本の原子力外交)」を開催いたします。このイベントは、1月28日午後6時30分から東京の国連大学本部で開催されます。

    政策に迷いが生じると、国内政策の延長である外交もまた不明瞭なものとなります。2011年に福島第一原子力発電所で事故が発生してからの日本の原子力外交はまさにその例であり、とくに最初の数年間は、強い反核感情と進まぬ災害復興に対する国民のいら立ちを前に、政府・科学当局は弱腰となりました。

    小澤俊朗大使は、デイビッド・マローン国連大学学長との対談の中で、福島第一原発事故後の日本の原子力外交を形作ってきた出来事、主体、政策決定の変遷を検証します。対談では、核拡散防止における日本の大きな貢献、その反核運動の歴史、福島で続けられている汚染除去活動、および国内のエネルギー需要が高まるなかでこれらの問題のバランスに現政府が四苦八苦している現状について考察します。

    国連大学対談シリーズは、ご参加の皆さまとの交流の促進を目的としています。すべての参加者は、対談中、また対談後のレセプションにおいて、講演者に直接質問することができます。また、対談後に提供される飲みものとビュッフェ形式の軽食をとりながら、意見交換や新たな人脈作りの機会としてお役立てください。

    入場は無料ですが、事前登録が必要です(1月27日(火)締め切り)。

    参加のご登録は、左上のご登録ボタンからお願いいたします。

    対談者について

    小澤俊朗大使は退官した日本の外交官として、学術界やシンクタンク業界において豊富な経験を有しています。2012年から2014年まで在ウィーン国際機関日本政府代表部大使を務め、その間、国際原子力機関理事、弾道ミサイルの拡散に立ち向かうためのハーグ行動規範議長(2013年~2014年)、包括的核実験禁止条約機関準備委員会議長(2014年)を歴任しました。

    2008年から2012年までは在南アフリカ共和国日本大使(ナミビア・レソト・スワジランド兼任)を、2003年から2006年までは国連日本政府代表部大使(次席代表)を務めました。その当時、日本は安保理理事国入りを目指した後にこれを果たし、安保理改革を推進していました。

    小澤大使は2006年から2008年まで内閣府国際平和協力本部事務局長を務め、平和維持部隊やその他の海外平和使節の派遣に関与しました。それ以前は外務省において、北米や東アジア全般との安全保障・経済関係、および国際法などの分野で経験を積みました。

    1999年から2001年までは日本国際問題研究所所長代行を務めると同時に、アジア太平洋安全保障協力会議と太平洋経済協力会議の日本委員会事務局長を兼任しました。この間、世界各地でのセカンドトラック対話に積極的に取り組みながら、九州大学で国家安全保障の教鞭を執りました。

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    〒150-8925 東京都渋谷区神宮前5-53-70
    国連大学 レセプションホール 2階