国連大学対談シリーズ:世界は文明の融合に向かっているのか?

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イベント
場所
  • DATE / TIME:
    2016年5月24日    18:30 - 19:30

    本イベントは英語のみで行われ、日本語への通訳はございませんのでご了承ください。

    国連大学は、シンガポール国立大学リー・クアンユー公共政策大学院院長のキショール・マブバニ教授との対談「Is the World Heading Towards a Fusion of Civilizations?(世界は文明の融合に向かっているのか?)」を開催いたします。

    私たちは極めて悲観的な時代を生きています。パリやカリフォルニア、ブリュッセルで発生したテロ攻撃により、特に欧米では多くの人々が、世界はサミュエル・ハンティントン氏が予測したとおり、文化的、宗教的アイデンティティが紛争の主因になるという「文明の衝突」に向けた必然的な歩みを進めていると確信しています。米中間の地政学的な競争も表面化しています。

    今回の対談では、マブバニ教授がデイビッド・マローン国連大学学長とともに、現代の世界を衝き動かす主なグローバル・トレンドについて話し合います。具体的には、マブバニ教授とラリー・サマーズ氏の共著による最新論文「The Fusion of Civilizations(文明の融合)」(『フォーリン・ポリシー』2016年5月・6月号)を土台に、人類が置かれた状況は日々改善しているのか、それとも悪化しているのか、紛争が増える確率は高いのかといった論点を取り上げます。また、対談では、今日のグローバルな重要課題も検討し、世界がこれに対応できるのか、また、そうだとすれば、いかに対応できるのかを探ります。翌日から日本で開催されるG7サミットについて、何らかの手掛かりが見つかる可能性もあります。

    国連大学対談シリーズは、ご参加の皆さまとの交流の促進を目的としています。すべての参加者は、対談中、また対談後のレセプションにおいて、講演者 に直接質問することができます。また、対談後に提供される飲みものとビュッフェ形式の軽食をとりながら、意見交換や新たな人脈作りの機会としてお役立てください。

    入場は無料ですが、事前登録が必要です(5月23日(月)締め切り)。

    参加のご登録は、左上のご登録ボタンからお願いいたします。 

    対談者について

    キショール・マブバニ氏は、政府で豊富な実務経験を積む傍ら、公共問題に関する著作物も多く執筆しています。シンガポール外務省に33年間(1971年~2004年)勤務しました。また、シンガポールの国連常駐代表として、2001年1月と2002年5月の2度にわたり、国連安全保障理事会議長を務めています。1993年から1998年にかけては、外務事務次官を務めました。現在はシンガポール国立大学リー・クアンユー公共政策大学院院長の職にあります。

    マブバニ氏の著作には、『Can Asians Think?(アジア人は考えることができるのか)』(1998年)、『Beyond the Age of Innocence(汚れなき時代を越えて)』(2005年)、『The New Asian Hemisphere(「アジア半球」が世界を動かす)』(2008年)、『The Great Convergence(大いなる収斂)』(2013年 — ファイナンシャル・タイムズ紙が2013年の最優秀書籍のひとつに選出)、『Can Singapore Survive?(シンガポールは生き残れるのか)』(2015年)が挙げられます。

    マブバニ氏は、1998年にシンガポール政府から公共行政管理勲章(金賞)を授与されたほか、2004年には外交政策協会勲章も受章しています。また、2005年には『フォーリン・ポリシー』、『プロスペクト』両誌から世界最高の論客100人の1人に選ばれたほか、2009年にはフィナンシャル・タイムズ紙が選ぶ「Top 50 individuals(世界の個人トップ50)」のリストに名を連ねました。『フォーリン・ポリシー』誌は2010年と2011年に、マブバニ氏を「世界の思想家トップ100(Top 100 Global Thinkers)」の1人に選出しています。さらに最近では、2014年に『プロスペクト』誌が選出した「世界の思想家トップ50」にも名を連ねています。

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    〒150-8925 東京都渋谷区神宮前5-53-70
    国連大学 2階レセプションホール