エレイン・ピアソン ヒューマン・ライツ・ウォッチ(HRW)アジア局長との対談、「アジアにおける人権:専制政治が進歩を阻害?」を開催いたします。ぜひご参加ください。
・日時:2024年5月9日(木)18:30-19:30
・形式:対面のみ
・会場:国連大学本部 2F レセプションホール
・言語:英語
・参加費:無料
・締切:2024年5月8日(水)15:00
今日のアジアにおける人権問題は、地政学的、社会的、経済的要因の複雑な相互作用の影響を受けながら後退と前進を繰り返しているという特徴があります。またアジア地域の多く場所において、言論、集会、報道の自由への制限といった、自由の締め付けと関連した権威主義の台頭を目の当たりにしています。それと同時に、制度的な人種差別、ジェンダー不平等、LGBTQ+コミュニティに対する権利保障などの問題は、より民主的な社会においても依然として根強い課題として残っています。しかしこうした課題がある一方で、一部の人権分野では大きな進展が見られ、人権改革における刷新的な取り組みは将来への希望を抱かせてくれます。
今回の対談では、エレイン・ピアソン ヒューマン・ライツ・ウォッチ アジア局長がマイケル・バルドック首席補佐官とともに、今日アジアで最も差し迫った人権問題に光を当て、各国の状況を検討します。専制的な統治は、アジア地域の人権にどのような影響を与えているのでしょうか。より民主的な国家における差し迫った人権問題として何が挙げられるでしょうか。そして、この地域の人権状況を楽観視する理由はあるのでしょうか。
国連大学対談シリーズは、参加者との積極的な交流を目的としています。ご参加の皆さまは、対談中、また対談後のレセプションにて、講演者に直接質問することができます。レセプションでは、飲みものと軽食を用意しておりますので、意見交換や新たな人脈づくりの機会としてお役立てください。
本イベントは英語のみで行われ、日本語への通訳はございませんのでご了承ください。
また、ご参加の皆さまには、以下のイベント関連規約にご留意いただくようお願いいたします:
入場は無料ですが、こちらから事前登録が必要です(5月8日(水)15:00締め切り)。
また、ご入場の際には、本人確認ができる身分証明証の提示をお願いしておりますので、予めご準備をお願いいたます。
エレイン・ピアソン氏は、ヒューマン・ライツ・ウォッチのアジア局長として20カ国以上におけるアジア局の活動を監督しています。ピアソン氏は2007年にヒューマン・ライツ・ウォッチでのキャリアをスタートし、これまでアジア副局長やオーストラリア局長などを務めました。ヒューマン・ライツ・ウォッチ以前は、バンコク、香港、カトマンドゥ、ロンドンで国連やさまざまなNGOで活躍していました。また現在は、ニュー・サウス・ウェールズ大学で法学の非常勤講師と、「Global Alliance Against Traffic in Women(女性の人身売買に反対する世界同盟)」の理事も務めています。
ピアソン氏はこれまでアジア太平洋地域をはじめ世界中で数多くの人権調査に携わり、さまざまな出版物に頻繁に寄稿しています。これまでGuardian紙やSydney Morning Herald紙、The Australian紙、Foreign Policy誌、そして Washington Post紙といった雑誌や新聞に記事が掲載されています。
ピアソン氏はマードック大学で法学と芸術学の学位を取得し、プリンストン大学公共国際問題大学院で公共政策の修士号を取得しました。著書に人権紀行『Chasing Wrongs and Rights』があります。