国連大学対談シリーズ「認識から行動へ:気候変動対策の実施に向けて」

イベント
場所
  • DATE / TIME:
    2019年2月28日    18:30 - 19:30
    場所:
    東京

    本イベントは英語のみで行われ、日本語への通訳はございませんのでご了承ください。

    国連大学では2月28日、元カナダ環境・気候変動省次官のマイケル・マーティン氏と、国連大学サステイナビリティ高等研究所(UNU-IAS)所長で元環境省地球環境審議官の竹本和彦との対談「認識から行動へ:気候変動対策の実施に向けて」を開催いたします。ぜひご参加ください。

    ・日時:2019年2月28日(木)18:30-19:30
    ・場所:国連大学本部1Fアネックス・スペース
    ・言語:英語
    ・参加費:無料
    ・締切:2019年2月27日(水)

    2015年の国連気候変動枠組条約第21回締約国会議(COP21)で成立した「パリ協定」は、気候変動対策の提唱者にとって、大きな転換点となるはずでした。協定は気候変動への世界的な対策を求め、持続可能な未来への道筋を定めたからです。その数年後、ポーランドで開催されたCOP24に参集した世界のリーダーは、パリから始まった機運を基に、「パリ協定」履行のための「実施指針」に合意しました。しかし、異常気象をはじめ、気候変動の悪影響が全世界で続く中で、この影響を逆転させるために十分な対策は取られているのか、また、今後取られてゆくのかについての不安は増しています。国際社会はCOP21以来、「パリ協定」の目的を達成するために、どのような措置を講じてきたのでしょうか。気候変動ファイナンスの原則は、協定の実施にとってどれだけ大きな障害となっているのでしょうか。また、特に小島嶼国について、気候変動への適応に向けた取り組みは、どれだけ進んでいるのでしょうか。

    今回の対話では、マーティン氏と竹本サビーネ・ベッカーティエリー国連大学学長室首席補佐官とともに、気候変動に関する国際交渉とこれに続く実施の複雑な問題について話し合うとともに、気候変動関連の交渉担当者としての経験から得られた、それぞれの知見について話し合います。

    国連大学対談シリーズは、参加者との積極的な交流を目的としています。ご参加の皆さまは、対談中、また対談後のレセプションで、講演者に直接質問することができます。レセプションでは、飲みものとビュッフェ形式の軽食を用意しておりますので、意見交換や新たな人脈づくりの機会としてお役立てください。

    対談は英語のみで開催いたします。入場は無料ですが、事前登録が必要です。(2月27日(水)締め切り)。

    参加のご登録は、左上のご登録ボタンからお願いいたします。

    対談者について

    マイケル・マーティン氏は2014年から2017年にかけ、カナダの環境・気候変動省次官を務めました。それ以前には、カナダの内閣副秘書官や、気候変動担当大使兼交渉責任者も歴任しています。さらに以前には、外交官としてイスラマバードや東京、北京に赴任した経験もあります。ビクトリア大学を卒業後は、イェール大学の大学院で研究に携わりました。

    竹本和彦は国連大学サステイナビリティ高等研究所(UNU-IAS)所長で、東京大学でも教鞭をとっています。2014年に国連大学に加わるまでは、環境省で地球環境審議官と環境管理局長を務めていました。それ以前には、国連気候変動枠組条約(UNFCCC)第3回締約国会議(COP3)で、議長の特別顧問を務めた経験もあります。また、東京大学から博士号、ジョンズホプキンス大学から修士号をそれぞれ取得しています。

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    国連大学本部1Fアネックス・スペース