元杏林大学副学長のポール・スノードン教授との対談「是か非か:日本における高等教育」を開催いたします。ぜひご参加ください。
・日時:2023年1月25日(水)18:30-19:30
・場所:国連大学本部1Fアネックススペース
・言語:英語
・参加費:無料
・締切:2023年1月24日(火)15:00
日本では今、さまざまな社会的、経済的、技術的変化の波が押し寄せていますが、国の高等教育制度を「グローバル化」させようとする圧力もその一つと言えるでしょう。教育の国際化というこのトレンドを日本政府は積極的に後押ししているものの、パンデミックや予想外の地政学的展開によって勢いを削がれています。
日本の大学は多くの場合、他の先進国の大学と共通の目標や信条、手法を追求していますが、その一方で、日本の高等教育制度には意図してか、せずしてか、日本式ないし日本特有の側面が多々あります。
スノードン教授は、近年出版された『Handbook of Higher Education in Japan(日本における高等教育のハンドブック)』(2021年、未邦訳)を編集しています。同書では、数十名の著者による専門的知見を得て、日本の高等教育機関のさまざまな側面を掘り下げています。
今回の対談では、ポール・スノードン教授が国連大学のデイビッド・マローン学長とともに、日本の学部教育の質、量、そして目標を考察します。『ハンドブック』の内容に触れ、入試や学位の授与から、女性の教育、高等教育における政府の関与、そして国立・地方・私立で異なる予算状況に至るまで、幅広い内容を網羅します。
国連大学対談シリーズは、参加者との積極的な交流を目的としています。ご参加の皆さまは、対談中、また対談後のレセプションにて、講演者に直接質問することができます。レセプションでは、飲みものと軽食を用意しておりますので、意見交換や新たな人脈づくりの機会としてお役立てください。
本イベントは英語のみで行われ、日本語への通訳はございませんのでご了承ください。
入場は無料ですが、事前登録が必要です(1月24日(火)締め切り)。参加のご登録は、左上の登録ボタンからお願いいたします。
警備の都合上、18:45以降の入場はお断りしております。ご来場いただく場合は、お時間に余裕を持ってお越しください。
また、ご入場の際には、本人確認ができる身分証明証の提示をお願いしておりますので、予めご準備をお願いいたます。
スノードン教授は40年以上にわたり、日本の大学で教育や運営に携わり、多数の辞書や教科書、日本関連の書籍を著してきました。早稲田大学に30年勤め、在任中には2期にわたり、外国人として初めて同大学の国際教養学部学部長を務めました。2014年には同大学の名誉教授となり、その後、杏林大学の副学長に就任。2020年に退任し、現在はレイクランド大学(米国ウィスコンシン州)の日本キャンパスの顧問を務めています。著書に『Handbook of Higher Education in Japan』(2021年)。ケンブリッジ大学キングス・カレッジで学士、修士号を取得し、レイクランド大学から名誉博士号を授与。
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国連大学本部1Fアネックススペース