本イベントは英語のみで行われ、日本語への通訳はございませんのでご了承ください。
国連大学では、元デリー政策グループ(DPG)総裁のラダ・クマール氏との対談「調停者の役割:紛争より対話」を開催いたします。ぜひご参加ください。
・日時:2019年12月13日(金)18:30-19:30
・場所:国連大学本部2F レセプションホール
・言語:英語
・参加費:無料
・締め切り:2019年12月12日(木)
武力紛争による死傷者や避難民が歴史的な数に上る中で、紛争に終止符を打つことは急務となっています。アントニオ・グテーレス国連事務総長は、2017年1月に初めて出席した国連安全保障理事会での演説の中で、紛争の予防、管理、解決に向けたツールとして調停の重要性を強調しました。
歴史上、多くの紛争の平和的解決は、中立な第三者によって効果的に行われてきました。調停プロセスが失敗に終わったケースもありますが、和平プロセスの成功の裏では必ずと言っていいほど、調停が行われていました。ところが、最近では対話による平和的解決を避ける傾向が見られ、未解決の紛争や和解が不調に終わることが増える危険性もあります。
今回の対談では、調停を成功に導く要素とは何か、また、世界は調停プロセスを避けるようになっているのかどうかについて、クマール氏が国連大学のデイビッド・マローン学長とともに、話し合います。
国連大学対談シリーズは、参加者との積極的な交流を目的としています。ご参加の皆さまは、対談中、また対談後のレセプションで、講演者に直接質問することができます。レセプションでは、飲みものと軽食をご用意しておりますので、意見交換や新たな人脈づくりの機会としてお役立てください。
また、Twitter や Facebook では #UNUTalks で対談シリーズについて発信しています。
対談は英語のみで開催いたします。入場は無料ですが、事前登録が必要です(12月12日(木)締め切り)。参加のご登録は、左上のご登録ボタンからお願いいたします。
対談者について
ラダ・クマール氏は元デリー政策グループ(DPG)総裁で、現在は国連大学理事(前理事会議長)を務めています。クマール氏は紛争分析、調停および平和構築の専門家で、インド政府のカシミールに関する対話者グループの一員としても活躍してきました。クマール氏はまた、アフガニスタンで地域の平和フォーラムを運営し、ボスニアでも1990年代前半の紛争中に、市民団体と連携した活動を行いました。さらに、数多くの学術論文や学術書でも高い評価を得ており、最近の著書では『楽園の戦い:カシミール政治史(Paradise at War: A Political History of Kashmir)』があります。
クマール氏は、ケンブリッジ大学で学士号と修士号を、ジャワハルラール・ネルー大学で博士号をそれぞれ取得しています。
〒150-8925 東京都渋谷区神宮前5-53-70
国連大学本部2Fレセプションホール