国連大学対談シリーズ「テロ対策と国連:協力調整と人権・安全の両立」

イベント
場所
  • DATE / TIME:
    2019年3月26日    18:30 - 19:30
    場所:
    東京

    本イベントは英語のみで行われ、日本語への通訳はございませんのでご了承ください。

    国連大学では、マッコーリー大学非常勤教授で元国連テロ対策委員会執行事務局(CTED)局長のマイク・スミス氏との対談「テロ対策と国連:協力調整と人権・安全の両立」を開催いたします。ぜひご参加ください。

    ・日時:2019年3月26日(火)18:30-19:30
    ・場所:国連大学本部1Fアネックス・スペース
    ・言語:英語
    ・参加費:無料
    ・締切:2019年3月25日(月)

    テロへの対策は、数十年前から国連の議題に上っています。国連安全保障理事会が初めてテロ関連の制裁を課したのは、25年以上も前です。9.11同時多発テロの発生後には、テロと闘い、大量破壊兵器がテロリストの手に渡らないよう対策を講じることを国連加盟国に求める、法的拘束力を持つ決議も採択しました。各国によるこうした義務の履行を支援するために、テロ対策委員会を含め、執行事務局の援助を受けながら監視を行うメカニズムや委員会も設置されています。一方、2006年に国連総会は、テロの根本原因に対応しながら、人権の尊重を重視することを目的とした「グローバル・テロ対策戦略」を採択しました。国連システム全体で、その他の国連部署や専門機関も、幅広いテロ対策の取り組みを支援しています。

    それでも、国連のテロ対策への関与の実効性は、ますます疑問視されるようになりました。国連のテロ対策は過去20年で、どのような成果を上げてきたのでしょうか。国連はテロ対策能力のある国々と、援助を必要とする国々との間で、効果的な仲介役を果たせるのでしょうか。国連は国際的な人権と人道に関するマンデートを損なうことなく、実質的なテロ対策措置を推進できるのでしょうか。

    今回の対談では、スミス氏が国連大学のサビーネ・ベッカーティエリー学長室首席補佐官とともに、テロ対策と人権の両立という慎重を要する問題について、協力を調整する際の課題について話し合います。

    国連大学対談シリーズは、参加者との積極的な交流を目的としています。ご参加の皆さまは、対談中、また対談後のレセプションで、講演者に直接質問することができます。レセプションでは、飲みものとビュッフェ形式の軽食を用意しておりますので、意見交換や新たな人脈づくりの機会としてお役立てください。

    対談は英語のみで開催いたします。入場は無料ですが、事前登録が必要です。(3月25日(月))締め切り)。参加のご登録は、左上のご登録ボタンからお願いいたします。

    対談者について
    マイク・スミス氏はマッコーリー大学警察・諜報・テロ対策学科(the Department of Policing, Intelligence and Counter-Terrorism)非常勤教授。2007年から2013年にかけては、国連事務次長補としてCTED局長を務めていました。それ以前には、オーストラリア連邦の外交官として、ジュネーブ国連・軍縮会議常駐代表、外務大臣首席補佐官、テロ対策担当大使を歴任した経験もあります。最近では、エリトリアの人権に関する調査委員会議長にも任命されました。

    スミス氏は、アデレード大学法学部卒。アラビア語とフランス語が堪能。

  • 〒150-8925 東京都渋谷区神宮前5-53-70
    国連大学本部1Fアネックス・スペース