国連大学対談シリーズ:自助グループについての考え方とCORDの経験

イベント
場所
  • DATE / TIME:
    2015年5月21日    18:30 - 19:30
    場所:
    東京

    本イベントは英語のみで行われ、日本語への通訳はございませんのでご了承ください。

    国連大学は、インドのチンマヤ農村開発機構(CORD)においてナショナルディレクター兼理事を務めるクシュナ・メトレ博士との対談「Conception of Self-help Groups and Experiences of CORD(自助グループについての考え方とCORDの経験)」を開催いたします。

    インド農村部における統合的かつ持続可能な開発の促進という基本使命のもと、CORDはジェンダー、ファイナンス、医療および復興、環境、そして地方統治に重点的に取り組む、活力ある自助グループ(SHG)プログラムを立ち上げています。

    クシュナ・メトレ博士は、デイビッド・マローン国連大学学長と共に、「自助グループ」という用語を検証するとともに、SHGが世界中で貧しい人々、とくに女性のエンパワーメントを推進してきたさまざまな方法について話し合います。対談では、20年以上にわたりインドでSHGを立ち上げてきた実績を有するCORDの視点から、物理的担保ではなく、社会的担保に依存するサービスの提供におけるSHGの役割と、このアプローチがなぜ世界中で評価されているかを検証します。

    対談の後には、CORDがサポートする自助グループ「チンマヤ・プライアス」に属する言語と聴覚に障害を持つアーティスト、シバンク氏ともに、ミニチュア絵画の展示会を行います。チンマヤ・プライアスは、自らの暮らしと自立性を向上させるためにカーングラスタイルの絵画法を学んだ若いアーティストのグループです。カーングラミニチュア絵画は、繊細な線、鮮やかな色使い、そして愛とその情緒というテーマに焦点を合わせた、細かく装飾的なディテールが特徴です。

    シバンク氏の絵は、対談の開始前(午後5時以降)および終了後にご購入いただけるほか、国連大学2階のギャラリースペースにおいて、5月19日~22日(午前11時~午後4時)の期間で展示が予定されています。

    国連大学対談シリーズは、ご参加の皆さまとの交流の促進を目的としています。すべての参加者は、対談中、また対談後のレセプションにおいて、講演者 に直接質問することができます。また、対談後に提供される飲みものとビュッフェ形式の軽食をとりながら、意見交換や新たな人脈作りの機会としてお役立てく ださい。

    入場は無料ですが、事前登録が必要です(5月20日(水)締め切り)。

    参加のご登録は、左上のご登録ボタンからお願いいたします。

    対談者について

    カシマ・メトレ博士は、インドにあるCORDのナショナルディレクター兼理事です。メトレ博士は、1979年にニューデリーにあるマウラナ・アザド医科大学で小児医学の修士号を取得。長年、ニューデリーのロク・ナヤク・ジェイ・プラカシュ・ナラヤン病院で勤務した後、デリーで小児科医院を開業。その後、1985年の設立時からCORDに参加しています。

    地域社会に関する経験に基づく知識から、メトレ博士はヒマチャル・プラデシュ州のカーングラ地区にある564以上の村において、単独の医療プログラムだけでなく、包括的かつ統合的な農村開発に関する拡張性のある、複製可能なモデルも構築してきました。2005年からは、CORDはオリッサ州、タミル・ナードゥ州、アーンドラ・プラデーシュ州、パンジャーブ州、ウッタラーカンド州など、インドの他の州の150の村でも活動を行っています。

    メトレ博士は、地方および国家レベルでのさまざまな委員会や団体の著名メンバーでもあります。また、2008年パダムシュリー賞(インド大統領)、2012年ガーディアン・インターナショナル・ディベロップメント・アチーブメント賞(英国ガーディアン紙)、2002年ナショナル・ウィメンズ・コミッション賞、2000年ナショナル・オジャスイニ賞、1993年ウーマン・オブ・ザ・イヤー(インド「ザ・ウィーク」誌)など、国内外で賞を受賞しています。

  •  

    〒150-8925 東京都渋谷区神宮前5-53-70
    国連大学 レセプションホール 2階