国連大学対談シリーズ:アフリカでの平和維持における相反する解決策

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イベント
場所
  • DATE / TIME:
    2014年9月5日    18:30 - 19:30
    場所:
    東京

    本イベントは英語のみで行われ、日本語への通訳はございませんのでご了承ください。

    2014年9月5日(金)に国連大学では、国際危機グループのアフリカプログラム・ディレクターであるコンフォート・エロ博士との対談「アフリカでの平和維持における相反する解決策」を開催いたします。

    近年アフリカでは、紛争解決に向けた新たな平和活動の展開など、介入活動が急増しています。しかし、和平監視者や調停者の間で見解が相違する傾向が強く、紛争終結は複雑化しています。

    見解の相違や見解をめぐる争いは、一部のアフリカ連合加盟国間や、地域組織と準地域組織の間で起きています。一方、国連などの多国間組織と地域組織との間で見解が正反対であるという場合もあります。政治的相違が官僚間の不和で複雑化していること、能力が不足していること、そしてアフリカ連合、その加盟国・地域、国際パートナーの三者間に管轄をめぐる争いがあることから、一部の危機の解決はあまり進んでいません。

    コンフォート・エロ博士はデイビッド・マローン国連大学学長とともに、現在のアフリカの地政学情勢と、平和の実現・維持に対するその影響について話し合います。対談ではとくに中央アフリカ共和国と南スーダンで起きている現在の危機に注目しながら、アフリカにおける和平監視者およびその活動の複雑さを検証します。エロ博士とマローン学長は、矛盾する活動を止めて、平和維持に向けた着実な協力関係を築く必要性を認識し、協調的な解決策がいかに平和活動に従事する参加者・組織それぞれの強みを促進し、紛争回避におけるベストプラクティスを引き出すかについて検討します。

    国連大学対談シリーズは、ご参加の皆さまとの交流の促進を目的としています。すべての参加者は、対談中、また対談後のレセプションにおいて、講演者 に直接質問することができます。また、対談後に提供される飲みものとビュッフェ形式の軽食をとりながら、意見交換や新たな人脈作りの機会としてお役立てください。

    入場は無料ですが、事前登録が必要です(9月4日(木)締め切り)。

    参加のご登録は、左上のご登録ボタンからお願いいたします。

    対談者について

    コンフォート・エロ博士は、2011年1月から国際危機グループ(ICG)のアフリカプログラム・ディレクターとして、南部、西部、中央アフリカとアフリカの角地域におけるプロジェクトを監督しています。また、2001年から2004年までは、同組織の西アフリカプロジェクト・ディレクターを務めました。

    エロ博士は、ロンドン大学ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスで博士号を取得しました。専門分野は、紛争予防・管理・解決、調停、平和維持、暫定司法、アフリカ政治およびアフリカの国際関係などです。

    エロ博士は、1998年から1999年まで英国際戦略研究所の研究員、1999年から2001年までロンドン大学キングス・カレッジ防衛研究センターの紛争・安全保障・開発グループの研究員として従事し、その後、2004年から2007年まで国連リベリア・ミッションにおいて政務官兼事務総長特別代表に対するポリシーアドバイザー、2008年から2010年までは、国際移行期正義センター(ICTJ)のロンドン・アフリカプログラム・副ディレクターを務めました。

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    〒150-8925 東京都渋谷区神宮前5-53-70
    国連大学 レセプションホール 2階