国連大学対談シリーズ:アフガニスタンの安全保障と安定

イベント
場所
  • DATE / TIME:
    2016年5月31日    18:30 - 19:30
    場所:
    東京

    本イベントは英語のみで行われ、日本語への通訳はございませんのでご了承ください。

    国連大学はこのたび、アフガニスタンと中央アジアに関する世界的に有名な著者兼評論家アハメド・ラシッド氏との対談「Security and Stability in Afghanistan(アフガニスタンの安全保障と安定)」を開催いたします。

    欧米の大国がこの地域への関与を弱める中、アフガニスタンで続く内戦は、南アジアと中央アジア全体を不安定化させ、イスラム国をはじめとする危険な勢力を新たに呼び込んでいます。中央アジア何カ国かの将来と中国の安定も、アフガニスタンの安定化と密接に結びついています。

    今回の対談では、アハメド・ラシッド氏がデイビッド・マローン国連大学学長とともに、中央アジアと南アジアの最新動向について話し合います。また、対談では、アフガニスタンの安定を図り、アフガニスタン過激派の勢力拡大を食い止めるうえで西アジアと中央アジアの諸国が果たす役割についても検証します。好評を博した著書『Descent into Chaos: The United States and the Failure of Nation Building in Pakistan, Afghanistan, and Central Asia(混迷の転落:パキスタン、アフガニスタン、中央アジアにおける国づくりの失敗とアメリカ)』の著者として、そしておそらく過去20年間で最も世界的に権威あるアフガニスタン評論家として、ラシッド氏は地域的観点と国際的観点の両方からアフガニスタンを論じることができる特異な立場にいます。

    国連大学対談シリーズは、ご参加の皆さまとの交流の促進を目的としています。すべての参加者は、対談中、また対談後のレセプションにおいて、講演者 に直接質問することができます。また、対談後に提供される飲みものとビュッフェ形式の軽食をとりながら、意見交換や新たな人脈作りの機会としてお役立てください。

    入場は無料ですが、事前登録が必要です(5月30日(月)締め切り)。

    参加のご登録は、左上のご登録ボタンからお願いいたします。

    対談者について

    アハメド・ラシッド氏は、パキスタン、アフガニスタン、中央アジアのほか、最近では中東に関しても、世界で最も有名な著者兼評論家の1人に数えられています。ラシッド氏は1979年以来、この複雑な地域の情勢を読み解く論文を多数発表しており、現在までに『Taliban(タリバン-イスラム原理主義の戦士たち)』(2000年)、『Descent into Chaos: The US and the Disaster in Afghanistan, Pakistan and Central Asia(混迷への転落:アフガニスタン、パキスタンおよび中央アジアにおける災禍とアメリカ)』(2008年)の2冊のベストセラーを含む5点の書籍を執筆しています。ラシッド氏の著作は40を超える言語に翻訳され、全世界のさまざまな国々で数多くの賞を獲得しています。

    ラシッド氏は『フィナンシャル・タイムズ』、『ニューヨーク・タイムズ』、『ニューヨーク・レビュー・オブ・ブックス』、スペインの『エル・ムンド』、『BBCオンライン』およびパキスタンの数紙に定期的に寄稿しています。それ以前は、この地域で23年間にわたり『ファーイースタン・エコノミック・レビュー』誌の特派員を務めていました。『フォーリン・ポリシー』誌は2009年と2010年の2度にわたり、ラシッド氏を世界の思想家トップ100(100 Global Thinkers)の1人に選出しています。

    ラシッド氏はニューヨークに本部を置くジャーナリスト保護委員会(CPJ)の理事と、ヒューマン・ライツ・ウォッチの顧問を務めているほか、5年間にわたり赤十字国際委員会の顧問団にも加わっていました。また、各国政府や国連その他の機関に対し、アフガニスタンの和平実現に関する非公式の助言も提供しています。2001年には、自身の書籍による利益の3分の1を「アフガニスタン・オープンメディア基金」に寄付し、12の新聞や雑誌の発刊に貢献しました。ラシッド氏が重要な顧問の1人を務める「ラホール文芸フェスティバル」には今年、100人の作家や芸術家が参加し、観客動員数は7万5,000人に達しています。

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    〒150-8925 東京都渋谷区神宮前5-53-70
    国連大学 2階レセプションホール