国連大学対談シリーズ:「台頭するブラジルと多国間秩序」

イベント
場所
  • DATE / TIME:
    2014年7月23日    18:30 - 19:30
    場所:
    東京

    本イベントは英語のみで行われ、日本語への通訳はございませんのでご了承ください。

    国連大学は2014年7月23日に、前ブラジル外務大臣であり、現在は在ニューヨーク国連ブラジル政府常駐代表であるアントニオ・デ・アギアール・パトリオッタ大使との対談「A Rising Brazil and the Multilateral Order(台頭するブラジルと多国間秩序)」を開催いたします。

    過去20年間で素晴らしい経済成長を遂げたブラジルは、国際外交の舞台においてもその存在感を拡大してきました。事実、ブラジルは国際安全保障やグローバルな開発問題に関してさまざまなフォーラムや国際連合といった組織等で影響力を発揮するなど、国際舞台における主要国として浮上しています。また、ブラジルは国連安全保障理事会の非常任理事国を幾度も務めたことがあるほか、常任理事国入りを目指している国でもあります。拡大するブラジルの国際システムへの関与は、システム自体を変えたいという願望ではなく、それに適応しようとする同国の努力がどの程度原動力となっているのでしょうか?

    パトリオッタ大使は、新しく設立された国連大学政策研究センターの所長であるセバスティアン・フォン・アインジーデル氏とともに、ブラジルの外交政策の目標や野心、限界について、そして拡大するブラジルの世界との関与がどのように多国間秩序を形成しているかについて話し合います。対談ではとくに国連におけるブラジルの役割および国家主権と介入の間の境界と、安保理改革、そしてポスト2015年開発アジェンダについて検証します。

    国連大学対談シリーズは、ご参加の皆さまとの交流の促進を目的としています。すべての参加者は、対談中、また対談後のレセプションにおいて、講演者に直接質問することができます。また、対談後に提供される飲みものとビュッフェ形式の軽食をとりながら、意見交換や新たな人脈作りの機会としてお役立てください。

    入場は無料ですが、事前登録が必要です(7月22日(火)締め切り)。

    参加のご登録は、左上のご登録ボタンからお願いいたします。

    対談者について

    国連ブラジル政府常駐代表であるアントニオ・デ・アギアール・パトリオッタ大使は、2011年1月から2013年8月までブラジル外務大臣を務めました。それ以前は、外務次官(2009年10月~2010年12月)、駐米大使(2007年~2009年)、外務省政務担当副次官(2005年~2007年)、外務大臣室官房長(2004年)、外務省企画政策課長(2003年)の職を歴任しています。

    ブラジル国外では、1999年から2003年まで、パトリオッタ大使はジュネーブ常駐代表部のメンバーを務め、そのうち2年間は世界貿易機関(WTO)で常駐副代表を務めたほか、1994年から1999年までは在ニューヨーク国連代表部での任務中、国連安保理でのブラジル代表団のメンバーを務めました。このほか、在ベネズエラ・ブラジル大使館(1998年~1990年)、在中国ブラジル大使館(1987年~1988年)、およびジュネーブ常駐代表部(1983年~1987年)での勤務経験もあります。また1992年から1994年までは、当時のイタマール・フランコ大統領の外交問題補佐官補佐を務めました。

    著書に、「The Security Council After the Gulf War: articulating a new paradigm for collective security(湾岸戦争後の安全保障理事会:集団安全保障の新パラダイム)」(1998年出版)があります。

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    〒150-8925 東京都渋谷区神宮前5-53-70
    国連大学 レセプションホール 2階