2015年3月14日、国連大学サステイナビリティ高等研究所は、環境省、IUCNとともに、国連防災世界会議パブリック・フォーラム公式サイドイベント「防災・減災・復興への生態系の活用 ~ 3.11 の経験を世界へ未来へ~」を開催します。また、冒頭の開会挨拶に安倍昭恵内閣総理大臣夫人をお迎えします。
生態系を活用した防災・減災・復興は、国際的に関心が高まっており、生物多様性条約の決議においても各国にその実施が求められています。サンゴ礁、海岸林、湿原等の生態系が有する防災・減災機能を活用して既存の防災対策と組み合わせることは、長期的に見て持続可能で経済的な災害対策です。また、生物多様性の保全に貢献するだけでなく、気候変動への適応や、地域の観光や農林水産業等にも副次的な効果が期待されています。
本会議では、宮城県気仙沼大島を始めとした3.11の経験を踏まえての日本の成功事例や海外の優良事例を紹介しながら、今後どのように生態系を活用した防災・減災・復興を主流化できるかについて議論します。
この会議には、英語・日本語の同時通訳があります。
(12:40 開場)
13:00–13:10 挨拶
安倍昭恵 (内閣総理大臣夫人)
13:10–13:50 基調講演
武内和彦 (国連大学上級副学長)
インガー・アンダーセン (IUCN事務局長)
13:50–14:40 優良事例紹介
ジェーン・マドウィック (国際湿地保全連合CEO)
白幡昇一 (気仙沼大島観光協会長)
マーリン・メンドーサ (フィリピン環境天然資源省生態系管理班長)
クリストファー・ブリッグス (ラムサール条約事務局長)
桂川裕樹 (林野庁計画課長)
14:40–16:00 パネルディスカッション 「生態系を活用した防災・減災・復興を進めるために」
コーディネーター: 涌井史郎 (国連生物多様性の10年日本委員会委員長代理/東京都市大学教授)
パネリスト:
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