2011年3月11日に発生した未曽有といわれる東日本大震災は、自然災害が人々にもたらす痛みや苦悩にどう向き合えばよいのか、また、被災された方々の心の健康をどう長期的に支えるのか、改めて大きな問題を私たちに提起しました。
今回のシンポジウムでは、災害被害対応の第一線で活動されている方々を国内および海外から講師に迎え、阪神淡路大震災、あるいは同様の大規模災害か ら得られた教訓を踏まえ、さらにこのたびの震災がもたらした状況を様々な角度から確認しながら、災害被害がもたらす心理、社会的影響について理解を深めます。そして、被災し、生き抜いた方々の回復をこれからどう支え、エンパワーしていくか、市民・民間の“グラスルーツ”の力を、21世紀の地域づくり、ガバナンスにどのように活かし、発展させていくか、今このときのかけがえのない日々の営みに思いを寄せながら、みなさんと共に模索します。
詳細はUNU-ISPのウェブサイトでご覧ください。