2010年10-11月に愛知県名古屋市で開催された生物多様性条約第10回締約国会議(CBD/COP10)においては、生物多様性の損失を阻止し、地球上の生態系を維持するために多様な主体が行動するための指針となる生物多様性戦略2011-2020とその目標(愛知目標)等重要な決定が採択されました。
また昨年12月に行われた第65回国連総会(UNGA)においては、2011-2020年を生物多様性戦略の実施に貢献するために生物多様性の 10年とし、国連事務総長に対し生物多様性条約事務局及び関係機関の支援を受けて生物多様性の10年の活動を調整することを求める決議が採択されました。
国連大学はこれを受け、国連機関のシンクタンクとしての役割を通じ、里山イニシアティブ等により生物多様性の保全と持続可能な利用の分野に関する研究、支援活動を活発に行うとともに、生物多様性条約事務局並びに国連大学の所在地である日本政府と密に連携し、国連生物多様性の10年国際キックオフイベントの開催を予定しています。さらに、2011年は国連森林年でもあり、「生物多様性と森林」が2011年の国際生物多様性の日のテーマにもなっています。
国連大学では、生物多様性に関する一般に対する普及啓発を進めることに加え、第65回国連総会決議で求められた生物多様性戦略の開発と実施のために途上国を支援することを目的とし、表題のイベントを開催します。開催地は、日本で初めて世界農業遺産に登録された能登地域があり、また昨年国際生物多様性年のクロージングイベントが行われた石川県を予定しています。
プログラムの詳細は、UNU-ISPのウェブサイトをご覧ください。
また参加登録をご希望の方は、下記のリンクよりエントリシートをダウンロードの上、お申し込みください。
(17日記念式典/18日記念フォーラム)