生態系サービスと自然共生社会シンポジウム

イベント
場所
  • DATE / TIME:
    2012年1月30日    10:00 - 17:30
    場所:
    東京

    国際シンポジウム

    「里山・里地・里海の生態系サービス:自然共生社会に向けた戦略展開」

    主催: 国連大学高等研究所、(独)国立環境研究所、横浜国立大学、

    東京大学、人間文化研究機構総合地球環境学研究所

    共催: 環境省

    地球環境変化や社会・経済のグローバル化のめざましい今日、生物多様性を損なわずに自然資源を将来にわたり有効活用していくため、自然共生社会の再構築が求められています。一方で、2011年3月11日に発生した東日本大震災の甚大な影響により、自然資源利用における行動および政策の変更が余儀なくされるとともに、人と自然の関係のあり方を改めて考え直す必要にもせまられています。こうした状況のもと、大震災の被害を克服し、農林水産業をはじめとする人間活動の生産性を高めつつ、生物多様性および生態系サービスを保全し、管理していくことが重要な課題となっています。

    環境省環境研究総合推進費プロジェクトE-0902「里山・里地・里海の生態系サービスの評価と新たなコモンズによる自然共生社会の再構築」では、日本の里山・里地・里海が提供する生態系サービスを評価し、生物多様性を保全しながら生態系サービスを持続的に利用する方策を新たなコモンズとして提唱することによって自然共生社会に向けた政策オプションを提示することを目指し、研究を行ってきました。

    本シンポジウムは、この研究成果を報告し、グローバル化および地球環境変動のもとで、いかに里山・里地・里海からの生態系サービスを持続的に利用し管理していくか(新たなコモンズ)を議論することを目的に開催します。シンポジウムでは、研究の主要な結果に加え、日本の里山・里地・里海がもたらす生態系サービスについて国際的な見解を発表するとともに、震災とその生態系サービスへの影響が持つ意味を検討して、自然共生社会の実現に向けた政策オプションを模索します。

    なお、本シンポジウムは、環境省環境研究総合推進費E-0902平成23年度第2回アドバイザリーボード会合を兼ねて行うものです。

    詳細は、UNU-IASのウェブサイトをご覧ください。

  • 国連大学本部