気候変動と脱植民地化

イベント
  • DATE / TIME:
    2024年11月5日    12:00 - 13:00
    場所:
    オンライン

    環境アクティビストである酒井功雄氏をお招きし、「気候変動と脱植民地化」をテーマにお話を伺います。本イベントは「BIG IDEAS:SDGsに関する対話シリーズ」のイベントとして、オンライン形式で開催します。

    日時:2024年11月5日 (火) 12:00-13:00(日本時間)
    場所:オンライン(Zoom ウェビナー)
    言語:日本語
    参加費:無料
    登録締切:2024年11月4日 (月)

    深刻化する気候危機と植民地主義の関係性について考える機会はあまり多くありません。しかし、2022年に発表された国連気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の第6次報告書でも、気候変動が特に脆弱な地域や人々に大きな影響を与える要因の一つとして、これまでの植民地主義に由来する現在の社会的不平等があると指摘しています。歴史的に温室効果ガスの排出量が少ないグローバル・サウスの国々が、最も深刻な気候変動の影響を受けている現状を踏まえると、気候正義を追求する上で文化や政治、経済システムに今でも根付く植民地主義を再考する必要があります。

    本対話を主催する白波瀬佐和子国連大学上級副学長と共に、酒井功雄氏が、気候変動や環境問題に深く関係する植民地主義と脱植民地化への可能性について掘り下げます。またこれまでの植民地主義を通じて環境問題が人種差別や男女格差といった他の問題とどのように交差しているのか、複雑に絡み合う問題構造(インターセクショナリティ)についても議論します。

    参加は無料ですが、事前登録が必要です(11月4日 (月)締め切り)。参加のご登録は、左上の登録ボタンからお願いいたします。

    また、ご参加の皆さまには、以下のイベント関連規約にご留意いただくようお願いいたします:

    本対話シリーズについて、X(旧Twitter)や Facebook やLinkedInでも発信しております。ぜひフォローをお願いします。

    プレゼンテーターについて

    写真:ご本人提供。

    酒井功雄氏は環境アクティビストであり、世界中の若者たちによる気候ムーブメント『Fridays For Future 』のオーガナイザーです。

    気候変動を文化的・思想的なアプローチから解決することを目指し、「植民地主義の歴史」と微生物を中心に世界を捉え直す活動を展開しています。日米の研究者にインタビューを行った自主編集のマガジン『Decolonize Futures—複数形の未来を脱植民地化する』のエディターを務め、日本・東アジアにおいて気候正義と脱植民地化の議論を広めています。

    2019年には学生たちによる気候ストライキ『Fridays For Future Tokyo』に参加し、2021年にはグラスゴーで開催されたCOP26にも参加。米国インディアナ州のEarlham Collegeで平和学を専攻する傍ら、世界的な気候ムーブメント『Fridays For Future』のオーガナイザーとして、日本での政策提言や国際的な活動を通じて公平な気候変動対策を求めてきました。2021年にはForbes Japan 30 Under 30に選出されています。