国際労働機関(ILO)の駐日事務所代表、高﨑真一氏を招き、「ビジネスモデルの大転換:利潤と社会的課題解決の同時追求」をテーマに話を聞きます。本イベントは「BIG IDEAS:SDGsに関する対話シリーズ」の第6回イベントとして、オンライン形式で開催します。
資本主義における企業のビジネスモデルは、利潤追求という初期の形態から、メセナや寄附、CSRを経て、今や「ビジネスと人権」(人権尊重経営)なくしてビジネスはサステナブルとは言えません。ビジネスモデルは純粋な利潤追求型から、利潤と社会的(世界的)課題解決を同時に追求するという、大きな転換点を迎えつつあります。このことはすべての人がディーセントワーク(働きがいのある人間らしい仕事)を得られることを目指すSDGsの目標8とも大きく関連しています。
ILOの使命は、働く権利を促進し、ディーセントな雇用の機会を奨励し、社会的保護を高め、労働関連の問題に関する対話を強化することです。ILO駐日事務所の高﨑代表から、ビジネスモデルが迎えている大きな転換点について伺います。
国連大学のオンライン「BIG IDEAS:SDGsに関する対話シリーズ」は、参加者との積極的な交流を目的としています。ご参加の皆さまは、講演者にQ&A機能を通じて質問することができます。時間の関係上、全ての質問にお答えできない場合もあることを予めご了承ください。
また、Twitter や Facebook やLinkedInでも本対話シリーズについて発信していきます。
第6回のイベントは日本語のみで開催いたします。参加は無料ですが、事前登録が必要です (7月4日(月)締め切り)。 参加のご登録は、左上の登録ボタンからお願いいたします。イベント当日に、ご登録された皆様にZoomのリンクをメールにてお送りします。
プレゼンテーターについて
高﨑真一 ILO駐日事務所代表
高﨑真一氏は、国際労働機関(ILO)の駐日事務所代表を務めています。
高知県出身。東京大学法学部卒業後、労働省(現厚生労働省)入省。福岡県職業安定課長、在米日本国大使館一等書記官、官房国際課長、官房審議官、JICA在インドネシア政策アドバイザー、愛知労働局長等を経て、2020年6月より現職。
「BIG IDEAS:SDGsに関する対話シリーズ」について
BIG IDEASシリーズは、2015年に国連サミットで採択された17の目標と169のターゲットからなるSDGsに焦点を当て、関連する研究事業に従事する研究者や国際機関のリーダー、国連大学研究所所長等をゲストとして招き、現在進行形の最先端研究を積極的に紹介していきます。このことで、SDGsに関する具体的な研究やアイデアを周知、共有して、日本、さらには日本を超えての研究や議論を活発化していくことを目的に企画されました。特に、本企画が、大学・研究機関の若手研究者、大学院生のみなさんにとって、さまざまな困難、課題に直面している今、持続可能な開発目標の中身をより身近に感じ、積極的に関わるきっかけになれば幸いです。