国連工業開発機関 (UNIDO) 東京投資・技術移転促進事務所の安永裕幸所長を招き、「SDGs をCSRでなく「本業のゴール」にするために:世界の課題をビジネスで解決する」をテーマに話を聞きます。本イベントは「BIG IDEAS:SDGsに関する対話シリーズ」の第3回イベントとして、オンライン形式で開催します。
持続可能な開発目標(SDGs)は、持続可能な開発のための2030アジェンダの中心であり、今後8年間、世界、地域および国の全てのレベルで開発努力の指針となるものです。ここ日本でも、教育機関や企業がSDGsに積極的に取り組んでいる印象がありますが、その取り組みは本当に持続可能なものでしょうか。国連工業開発機関(UNIDO)は「包摂的かつ持続可能な産業開発」というミッションの達成に向けて加盟国を支援することを通じて、SDGsの達成に貢献しています。
さまざまな企業と関わる中、SDGsを企業の社会的責任(CSR)の問題として捉えるなど、SDGsが誤って解釈されているケースがあります。一方、大学の研究機関では「どこかで見たような、似たような研究テーマ」を目にすることがあります。真に世界の課題を解決するサステナブルなビジネスと、問題解決につながる研究テーマについて、ビジネスとアカデミアの両側面からゲストの安永氏にお話を伺います。
国連大学のオンライン「BIG IDEAS:SDGsに関する対話シリーズ」は、参加者との積極的な交流を目的としています。ご参加の皆さまは、講演者にQ&A機能を通じて質問することができます。時間の関係上、全ての質問にお答えできない場合もあることを予めご了承ください。
また、Twitter や Facebook やLinkedInでも本対話シリーズについて発信していきます。
第3回のイベントは日本語のみで開催いたします。参加は無料ですが、事前登録が必要です (6月13日(月)締め切り)。 参加のご登録は、左上の登録ボタンからお願いいたします。イベント当日に、ご登録された皆様にZoomのリンクをメールにてお送りします。
プレゼンテーターについて
Mr. Yuko Yasunaga Head of UNIDO ITPO Tokyo
安永裕幸氏は、2017年より国連工業開発機関 東京投資・技術移転促進事務所の所長として、開発途上国・新興国の持続的な経済発展を支援しています。日本からの直接投資や技術移転を促進する働きをメディアや新聞、ブログを通じて分かりやすく発信しています。北陸先端科学技術大学院の客員教授も務めています。
1986年4月に通商産業省に入省し、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)企画調整部総括課長、経済産業省産業技術環境局研究開発課長、原子力安全・保安院ガス安全課長、資源エネルギー庁鉱物資源課長、経済産業省大臣官房審議官、産業技術総合研究所(AIST)理事・企画本部長などを歴任。東京大学 大学院工学系研究科博士(工学)。著書に「テクノロジー・ロードマップ」、「場のイノベーション」(共に共著)。
「BIG IDEAS:SDGsに関する対話シリーズ」について
BIG IDEASシリーズは、2015年に国連サミットで採択された17の目標と169のターゲットからなるSDGsに焦点を当て、関連する研究事業に従事する研究者や国際機関のリーダー、国連大学研究所所長等をゲストとして招き、現在進行形の最先端研究を積極的に紹介していきます。このことで、SDGsに関する具体的な研究やアイデアを周知、共有して、日本、さらには日本を超えての研究や議論を活発化していくことを目的に企画されました。特に、本企画が、大学・研究機関の若手研究者、大学院生のみなさんにとって、さまざまな困難、課題に直面している今、持続的な開発目標の中身をより身近に感じ、積極的に関わるきっかけになれば幸いです。