フィンランドのヘルシンキにある国連大学世界開発経済研究所(UNU-WIDER)で上級研究員を務めるレイチェル・ギッセルキスト氏を招き、「集団に基づく不平等への取り組み:さまざまな角度からの対策」をテーマに話を聞きます。本イベントは「BIG IDEAS:SDGsに関する対話シリーズ」のイベントとして、オンライン形式で開催します。
日時:2023年10月24日(火)18:00-19:00(日本時間)
場所:オンライン(Zoom ウェビナー)
言語:英語
参加費:無料
登録締切:2023年10月23日(月)
集団間の不平等への取り組みは、「持続可能な開発のための2030アジェンダ」の中心的かつ変革的な約束である「誰一人取り残さない(Leave No One Behind)」の核心をなしています。民族間および人種間の不平等に焦点を絞った本イベントでは、平等の拡大と社会的包摂を促進するためのさまざまな施策について考察します。また、そうした施策の採択や政策実施にまつわる政治に対し、より厳重な注意を払う必要性について議論します。
本対話を主催する白波瀬佐和子国連大学上級副学長と共に、ギッセルキスト氏は世界各地のアファーマティブ・アクションに関する新しいデータセットを含んだUNU-WIDERの“Addressing Group-based Inequality(集団ベースの不平等への取り組み)” プロジェクトの成果に触れつつ、不平等に対するさまざまな取り組みについてお話しします。
本イベントは英語のみで行われ、日本語への通訳はございませんのでご了承ください。
参加は無料ですが、事前登録が必要です (10月23日(月)締め切り)。参加のご登録は、左上の登録ボタンからお願いいたします。
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Photo: UNU-WIDER
レイチェル・M・ギッセルキスト氏は、国連大学世界開発経済研究所(UNU-WIDER)の上級研究員です。開発途上国の政治を研究しており、特に不平等、民族政治、国家建設とそのガバナンス、その際の援助の役割、民主主義と民主化、サハラ以南のアフリカ政治に関心があります。またガバナンス研究の規範となる文献「Ibrahim Index of African Governance」の第1版と第2版の共著者でもあります。
詳細な経歴に関しては、英語版のイベント情報ページ、またはUNU-WIDERの研究員ページをご覧ください。
BIG IDEAS 対話シリーズでは、SDGsの達成に貢献しているさまざまな人、プロジェクト、そして団体を紹介します。イベントごとに国際機関や国連機関、国連大学研究所等の代表者や研究者を招き、持続可能な開発の諸問題やそれらを解決するための取り組みについて議論します。本イベントにより、若手研究者、大学院生、そして市民社会の皆さまが、SDGsの中身をより身近に感じ、質問を投げかけ、そして地元や世界における持続可能な開発の発展に貢献する方法を学ぶ機会となれば幸いです。