企業、政府、市民社会のいずれにおいても、知識を創造し、意思決定を下すためには、エビデンスに基づいた学術研究または政策指向型研究を効果的に実施する能力やスキルを開発することが不可欠です。国連大学マーストリヒト技術革新・経済社会研究所(UNU-MERIT)および同大学院ガバナンス研究科が提供する「エビデンスベースの政策研究手法(EPRM)コース」は、エビデンスに基づく研究を設計・分析するための基本的なツールを参加者に習得させることを目標としています。
研修内容は下記の通りです。
UNU-MERITおよびマーストリヒト大学の研究者と教授は、参加者が質の高い研究計画書を作成できるよう、その提案に対し継続的かつ個人的なフィードバックを行います。またEPRMの参加者は、マーストリヒト大学図書館を通じて、膨大な数の書籍、学術雑誌、およびデータベースに自由にアクセスすることが可能です。
出願をご検討されている方へ
本プログラムは、研究スキルを高めたいと考えている一方、長期間にわたり仕事を離れることができない専門家に向けて構成されています。参加者が多くの時間を費やすことを前提としていますが、仕事を辞める必要はなく、むしろ、研修と仕事を組み合わせることを期待しています。本プログラムは、自らの研究能力と研究成果を向上させたいと考える、開発途上国または先進国の学術機関の研究者や政策立案者を対象としており、大学、企業の研究部門、NGO、省庁およびシンクタンクの職員の能力開発に貢献します。
本プログラムは、修士課程の修了後、勤務先または博士課程で研究を開始するまでの間を埋めるものです。本プログラムを修了すれば、博士課程への出願準備や、所属機関における研究活動に取り組む準備を整えることができます。
本コースではさまざまな学問分野にまたがる研究スキルを扱うため、そうしたスキルを最新のものにしたい、または確実なものにしたいと考える方ならどなたでも歓迎します。ただし、研究計画書の執筆について教授や研究者からの専門的なフィードバックを確実に得るためには、UNU-MERITまたは同大学院ガバナンス研究科で現在行われている研究活動を踏まえておくことが推奨されます。
詳細はUNU-MERITのホームページをご覧ください。