国連大学世界開発経済研究所(UNU-WIDER)は 世界の最も貧しい人々の生活状態に影響を与える構造的変動について、学際的な研究と政策分析を行っています。またフォーラムを開いて専門家の交流をはかり、力強く平等で環境的に持続可能な成長をもたらす政策の提言を促しています。さらに、経済社会的な政策立案の分野の能力強化と研修を推進しています。
UNU-WIDERは、1985年にヘルシンキで設立された、国連大学初の研究・研修センターです。同研究所は、受入国であるフィンランドと非常に良好な関係を保っており、同国の外務省はUNU-WIDERに地所を提供するとともに、進行中の研究・研修活動に対し毎年財政的貢献を行っています。
これまでUNU-WIDERの活動には、同研究所の創設者の一人であるアマルティア・セン氏をはじめ、複数のノーベル賞受賞者が関与しています。他にもあらゆる先進国や開発途上国の著名な研究者や政策立案者が、同研究所に対し数々の貢献を行っています。