国連大学ライブラリーでは、2014年3月より、国際社会の関心事項を取り上げた書籍を選定して、その編著者をお招きし、内容の解説そして出版を通じて何を伝えたいかを語っていただくトーク・イベントを開催しています。5回目を迎えた今回は、国連システム元国際公務員日本協会(AFICS-Japan)との共催で、国際社会で活躍中の経験豊富なベテランをお招きします。地球社会の安寧と持続可能な開発に関心のある皆様の参加を歓迎いたします。プレゼンテーションと質疑応答に続き、フロアとの自由討論もお楽しみいただけます。
2015年1月14日(水)に開催される第5回ライブラリー・トークは、11月に名古屋で開催された「持続可能な開発のための教育に関するユネスコ世界会議」に向け発行された『まんが地球憲章:地球を救うための価値と原則』発行者の広中和歌子氏および発案・監修者の功刀達朗氏をスピーカーにお迎えし、さらにコメンテーターとして堀内光子氏をお招きします。地球憲章は前文、4章の本文、今後の選択の道、から構成されています。国際政治漫画家山井教雄氏の文と漫画によるブックレットは、私たちの生き方、考え方を地球にとって持続可能なものにするために凝縮された『地球憲章』への扉を開き、私たちをその実践行動へと誘います。
『地球憲章』はどのようにして生まれたのでしょうか。リオ・サミットから5年後の1997年、再びブラジルのリオでRio+5の環境開発会議が開催され、その会議と並行して地球憲章起草委員会が開催されました。その草案をもとに、世界中からより多くの人々の声を聴く作業が行われ、3年後の2000年3月起草委員がパリのUNESCO本部に集まり、最終稿が決定されました。『地球憲章』を広めるための活動に尽力する、3名の専門家のトークをお楽しみください。
ライブラリー・トークは一般公開イベントです。参加ご希望の方は、2015年1月13日 (火)までに以下のいずれかの方法でお申し込みください。参加者にはブックレット等が配布されます。今回のイベントは、日本語で開催されます。
Eメール:library@unu.edu
電話:03-5467-1359
FAX:03-5467-1360
広中和歌子氏
地球憲章アジア太平洋・日本委員会代表、元地球憲章国際審議会委員、参議院議員(1986〜2010年)、環境庁長官(1993〜1994年)。1995年に提案された地球憲章の起草委員を務め、2000年6月にハーグのピースパレスで正式発表された地球憲章を広める活動に尽力。
功刀達朗氏
地球憲章アジア太平洋・日本委員会理事。国連大学サステイナビリティ高等研究所客員教授、日本国際連合協会理事。国連事務次長補(カンボジア人道援助担当事務総長特別代表、国連人口基金事務局次長)、国際基督教大学教授を歴任。
堀内光子氏
アジア女性交流・研究フォーラム理事長。地球憲章国際審議会委員、地球憲章アジア太平洋・日本委員会理事。文京学院大学特別招聘教授。国際労働機関(ILO)事務局長補(アジア太平洋地域担当)、ILOジェンダー特別アドバイザー、ILO駐日代表を歴任。
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