東京会議〜野生動植物犯罪について考える〜
2013年12月、世界の動植物に対する意識を高めるため、国連総会は3月3日を「世界野生生物の日」に制定しました。
国連決議の中で国連総会は、野生動植物が我々人類及び持続可能な開発のためにもたらしてきたさまざまな価値(環境的、遺伝的、社会的、経済的、科学的、教育的、文化的、娯楽的、美学的、他)を再確認しています。このような本質的な価値を持つ野生動植物種の生存を国際貿易取引から守るための「絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約(Convention on International Trade in Endangered Species of Wild Fauna and Flora 、CITES)」の役割りの重要性も強調しています。
また、決議は国連の全加盟国、国連機関及びその他関係者(国際機関、地域機関、小地域機関、NGO、市民社会及び個人)に対し、「世界野生生物の日」を祝い、人々の意識を高めることに貢献するよう求めています。
この決議採択に伴い、国連大学は来る2014年3月3日、野生動植物犯罪に関する会議を東京の国連大学本部において開催します。
本会議では数々の専門家を招いた以下3つのパネルディスカッションを行います。
また、3月4日(火)には、野生生物に関する政策、情報システム、衛星リモートセンシングデータの分野において活躍するエキスパートを招き、非公開ワーキンググループ会議を行います。ワーキンググループの主な目標は、野生動植物犯罪に関する国境を越える情報共有(とくに途上国における)のための効果的な取組みを考案することです。
非公開ワーキンググループで議論された内容は、同4日に開催される総会(16:00 – 17:30)で一般公開されます。また、ワーキンググループの成果は、国境を越える情報共有に関する東京宣言、として発表されます。
3月3日(月)に開催されます会議及び3月4日(火)に行われる総会は一般公開され、入場は無料ですが、事前登録が必要です(2月28日締切り)。参加のご登録は、左上のご登録ボタンからお願いいたします。
プログラム(仮)についての詳細は、こちらからどうぞ。
3日の会議は英語から日本語及び日本語から英語への同時通訳がありますが、4日の総会においては日本語への通訳はございませんのでご了承ください。
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国連大学
ウ・タント国際会議場